「何様だ」と批判殺到…“安倍動画”で星野源にとばっちりのワケ
チェッカーズも驚いているのではないだろうか。
新型コロナウイルスの対策関連で、安倍総理が「触るものみな傷つけた」状態に。総理に関わったタレントの多くが“大ケガ”を負っているのだ。
アベノマスクに対して「嫌味動画」を制作した森公美子が、元フジテレビの笠井信輔アナを巻き込み、ネット上で大炎上したのもその一つだろう。病床の笠井アナが最終的に動画を削除し、謝罪に追い込まれる事態となった。
さらに4月19日には“反安倍”で知られるラサール石井が、配布されたマスクに異物混入が1900件あったというニュースに対してツイッターで、
《政府が、妊婦用や小学校に配布したマスクに、大量のダニやシミや髪の毛が混入していたとニュース。すみません、まさかとは思いますが、コロナウイルスは付着してませんよね。ちゃんと消毒した髪の毛なんですよね》
と皮肉コメントを投稿。これに対し、
《言っていいことと悪いことがある。全然笑えん。》
《不謹慎の極みです》
とコメント欄に批判が殺到している。
そして、もう一人世界中に勇気と希望を与えるはずが、逆にバッシングされ始めたのが星野源だ。
振り返れば、安倍総理が星野源の『うちで踊ろう』のコラボ動画を投稿して物議を醸した。それに対し星野は《誰でも許諾なしにコラボしてもいい》として、大人の対応を見せた。
しかしその裏で星野サイドは、テレビで“安倍総理”がコラボした動画だけを使用NGとするなど、かなり神経質になっていたそうだ。ワイドショー関係者が明かす。
「あの“安倍総理コラボ動画”以降、星野さんの担当者はさらにピリピリしています。他の人とコラボしている動画ですら、使い方を細かく聞いてきて、いろいろ言い回しのお願いを出されました。『とにかく安倍総理以降、風評被害がすごいんです。星野が損するような使い方は絶対やめてほしい』と泣きに近いお願いをされていますよ」
そして風向きが変わったのが、星野が14日放送の『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)での発言だ。『うちで踊ろう』の動画が「完全に社会現象になった」と喜んだ上で、あくまで一般論としながらも、
「見た人を嫌な気分にさせたり怒りをあおったりするようなものは論外」
と安倍総理を意識したような発言をすると、状況は一変したのだ。
「『うちで踊ろう』動画は最初、安倍総理に批判が集中しましたが、この発言以降は星野さんに批判が来るようになってしまった。《偉そうに!何様のつもりだ!》《名指しせず、間接的にネチネチと嫌味ばかり言う人間だ》など、逆風をモロにくらってしまったんです。星野さんも最初の大人の対応コメントくらいで止めておけば、ここまで炎上しなかったのではないでしょうか」(芸能リポーター)
ラジオ番組ではトークするネタが必要なので、つい言わなくていいことまで言ってしまったのかもしれない。それにしても、被害者と思われていた星野が、“余計な一言”で逆風にさらされることになるとは…。安倍総理に関わって“大ケガ”する芸能人は、まだまだ増えそうだ――。
PHOTO:等々力純生