山尾志桜里議員「疑惑連発に釈明」でも問われる議員の資質
国民の代表である国会議員に、世間は何故これほどまで複雑な思いにさせられるのだろうか…。
4月27日発売の週刊文春が、山尾志桜里衆議院議員とダブル不倫関係だった倉持麟太郎弁護士の妻が昨年10月に自ら命を絶っていたことを報じた。
山尾議員と倉持弁護士といえば、‛17年に週刊文春が「お泊り禁断愛」をスクープし、「ダブル不倫疑惑」が発覚。多いときは週4回も高級ホテルなどで密会していたことが報じられた。
しかし、これだけ頻繁に密会を重ねていたにもかかわらず、山尾議員は不倫関係を否定。そして驚くべきことに、その後倉持弁護士を“政策顧問”に起用したのだ。
「2人が不倫を否定しても、文春がダブル不倫と報じ続けたのは、確たる証拠を握っているからと聞いたことがあります」(ワイドショー関係者)
そして“不倫ではなかった”と主張した倉持弁護士は、妻のAさんと‘17年11月に離婚。山尾議員もIT企業経営者の夫と’18年2月に離婚が成立している。お互いフリーとなり晴れて後ろ指を指されることない関係となったが…。
「Aさんは‘18年に週刊文春に手記を寄せ、山尾議員が悪びれることなく国会議員を続け、待機児童問題や憲法改正などについて話していることに強い憤りを覚えると綴っていました。そして病気がちだったAさんは長男の親権も奪われ、実家に戻ったが、その後、うつ病になり、昨年10月に自宅で自ら命を絶ったそうです」(女性誌記者)
《山尾さんのせいで家庭、愛する夫、かけがえのない息子、すべてを失った》
と手記には明記されていた。Aさんが命を絶った原因が山尾議員にあるのでは…と世間から指摘されても仕方ないだろう。
さらに国会議員に配布されている、JR線を無料で利用できる議員パスを、プライベートの買い物やマッサージ店に行く際にも使っていただけでなく、倉持弁護士の自宅を訪れる際にも使っていた…など、公私混同をしていたのだ。
山尾議員は4月28日に生配信された国民民主党公式ユーチューブチャンネルに出演し、
「公私の区別を大切にしてきたので、その自分が、区別が曖昧にみえるような行動をとるのは本当によくなかったと反省しています。申し訳ありませんでした」
と謝罪したが、コメント欄には“議員を辞めろ”などの批判が殺到している。
血税を“曖昧に”使い、人の夫とも“曖昧に”関係をつづけた可能性が高い山尾議員。こんないざこざを抱える中、次期衆院選の比例東京ブロックでは単独1位で国民民主党から立候補することを表明している。
だが、お相手の倉持弁護士は必ずしも山尾議員“一筋”ではなさそうだ。というのも週刊文春は、倉持弁護士は山尾議員と逢瀬を終えたあと、その足で別の女性のマンションに訪れていたと報じたのだ。
「この女性と手を握っていたそうですし、弁護士仲間やクライアントにも紹介していると報じられた。山尾議員とは本気度が違うのかもしれませんね」(スポーツ紙記者)
本人らが否定しているとはいえ、これほどまでにあれやこれやと報じられると、さすがにその資質を疑ってしまう。山尾議員にとってはまさに“身から出た錆”と言ったところか。亡くなった倉持氏の元妻Aさんは、2人の今の姿を見て何を思うのだろうか…。
写真:つのだよしお/アフロ