今田耕司「出前配達員が汚い」発言が苦境の飲食業界に波紋 | FRIDAYデジタル

今田耕司「出前配達員が汚い」発言が苦境の飲食業界に波紋

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テレビなどでもたびたび話題になるほど、潔癖症で有名な今田耕司だが…
テレビなどでもたびたび話題になるほど、潔癖症で有名な今田耕司だが…

タレントの今田耕司が6月17日放送された『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)で発言した内容に賛否が巻き起こっている。

レギュラーの有吉弘行や櫻井翔、ゲストのみちょぱなどにハイボールを振舞う今田。自炊も頻繁に行うという今田に対し、みちょぱが

「出前とかしないんですか? ウーバー(イーツ)的な」

と質問。すると今田は

「夏、ものすごい暑い時、汗だくの汚い配達している人を見たときに『イヤやな』って思って」

と答えた。それに対し有吉は「めっちゃわかります」と賛同。今田は

「たぶん、(配達先が)分からなかったと思うねん。目がバキバキに決まってて」

と振り返った。

「今田さんは超潔癖症で有名です。この番組でも今田さんの自宅の写真が紹介されましたが、隅々にいたるまでピカピカに掃除されている。汗だくの人間が持ってきた食事を受け付けないというのも頷けます。

ウーバーイーツなどをはじめ自転車で運ぶ人が多いので、夏場の配達員は当然汗をかく。客へ手渡しする場合は汗を拭いたり身なりを整えたりという配慮は必要かもしれませんね。一方客は玄関の前に置いといてもらうという選択もできますので、配達員を目にしなくて済むようにもできます」(スポーツ紙記者)

この今田の発言を受けて、ネットやヤフーコメントなどでは共感の声が非常に多い。

《確かに不快なときはある。嫌なら使わないのが一番》
《教育されていないからマナーが悪い》

配達員の多くは直接雇用ではなく、個人事業主として配達するので、責任の所在が運営元にはないケースが多い。問題を起こしても配達中にケガをしても、場合によっては配達員の自己責任となる。一応制服などはあるが、マナーが悪かろうが見た目が汗だくで不潔であろうが関係ないようだ。

「テレビ局のスタッフも夜食にウーバーイーツなどの出前を利用することが多くなった。一部そういった不潔な人もいるでしょうが、実際には清潔感があって、礼儀正しい人もたくさんいます。コロナ禍で職を失い、配達員として生活費を稼いでいる人も多い。

しかも最近、飲食店は自粛要請でデリバリーが利益の多くを占める。“配達員は汚い”と言うのは簡単ですが、必死に頑張っている人や苦境の飲食業の人たちへの誤った見方を誘発する可能性もある。あえてテレビという公共の電波で放送する必要はあったのか…という疑問は残りますね」(ワイドショー関係者)

帝国データバンクの発表によると、‘20年の飲食店事業者の倒産件数は780件で過去最多となった。‘21年も相当な数が倒産を余儀なくされるだろう。

客を受け入れることが難しくなった飲食店は、一切客席を作らず、出前専門に業態を変える店舗も多くなってきた。これにより一つのキッチンで複数の店舗がシェアし、家賃を浮かしているという会社もあるようだ。

清潔を保つのは、飲食を扱う業態の使命でもある。今田の言いたいこともよくわかる。一方で今田のような売れっ子芸能人もいれば、仕事が減り配達員をしていた歌舞伎役者もいたと報じられた。“注文しない自由”はあるが、テレビで発言する以上、もう少し配慮した言い方があったのではないか…。

  • PHOTO川上 孝夫

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