イケダハヤト氏絶賛の仮想通貨が一時大暴落の顛末 | FRIDAYデジタル

イケダハヤト氏絶賛の仮想通貨が一時大暴落の顛末

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仮想通貨について語るイケダハヤト氏のTwitter。現在は非公開になっているようだが、今後はどんな展開があるのだろうか…
仮想通貨について語るイケダハヤト氏のTwitter。現在は非公開になっているようだが、今後はどんな展開があるのだろうか…

「投資は自己責任」が原則だが…。人気ブロガーでありインフルエンサーとして有名なイケダハヤト氏の動向に注目が集まっている。

イケダ氏といえば‘16年に発売した著書『まだ東京で消耗してるの?』などのヒット作で知られる。家族で高知県に移住し、ブログなどのSNSを活用しインフルエンサーとして活動。ツイッターのフォロワーは30万人以上だ。

最近は、仮想通貨についての情報を積極的に発信していた。そのイケダ氏が6月16日、ある“草コイン”とよばれるマイナー仮想通貨についてツイートした。

《ほとんどの人は理解できないし、こういうツイートをすると「煽り」「はめ込み」とか言われるんだけど、$IRONと$TITANはマジで錬金術が発明された歴史的イベントかもしれません》

「TITAN」「IRON」はこのツイートの前の数週間で高い値上がりを見せ注目を集めていたようだ。「TITAN」に関してはこの1か月で数十倍の価格に急騰していたが、イケダ氏がツイートした日の深夜から大暴落したようで、16日の最高値が64.19ドルだったのが、翌日の最安値はおよそ42億分の1である0.000000015109ドルになったのだ。

絶頂から一転、どん底になるのが仮想通貨の恐ろしいところだ。

「仮想通貨に関しては株のようにストップ安などはありませんし、24時間取引されているので、寝ている間に大暴落するというのは“あるある”なんです。特に草コインとよばれるマイナーな仮想通貨は超ハイリスク、超ハイリターンです。イケダさんのような影響力のある有名人が買いを表明することで、それに追随する人も出てくる。投資は自己責任ですが、どうしても損した場合、それを『誰かのせい』にしたくなる」(金融ジャーナリスト)

今回の「暴落」で損をした人の怒りの一部が、なんとイケダ氏に向かってしまったようだ。拍車をかけたのが、イケダ氏自身が“売り抜けていた”を表明したことだ。

《ぼく自身は利益を出して撤退できました。$TITANは即売りしていたので》

と、ツイッター上でサラっと利益確定を報告していた。

ことの真偽は本人のみぞ知るところだろう。こちらも真偽不明だが、ユーチューブにはイケダ氏を信じて全財産を失ったと投稿する人物も出てきた。さらにはイケダ氏が住む高知県までの交通費を30人分支給するのでデモをしようという呼びかけをする人物まで登場し混乱状態となっている。

イケダ氏のツイッターのアカウントは「イケハヤ@仮想通貨投資家」となっていたが、この暴落後「イケハヤbot」という名前に変更した。“運用方法を変える”と投稿したが、botという名前にすることで、本人のアカウントではないように見せる狙いもあったのかもしれない。

さらにイケダ氏は、

《なんかもう面倒なので鍵垢にします。さようならオモテの世界…》

とつぶやき、ツイッターは非公開にした。

ちなみに世界の大富豪であるテスラやスペースXの創業者イーロン・マスクも仮想通貨に関するツイートをしており、彼のツイート一つで価格が乱高下する事態になり、一部では「やりすぎ」と批判を浴びている。それほど仮想通貨というのは著名人の発言などに影響を受けやすいのだろう。

乗せられて損をした…と思う人もいるかもしれないが、自分の身は自分で守るしかない。昔から変わらない原則ではあるが、とはいえ、なかなか納得できない人は多そうだ…。

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