伊集院光 パワハラ報道以外にもあった「プロデューサー謝罪騒動」 | FRIDAYデジタル

伊集院光 パワハラ報道以外にもあった「プロデューサー謝罪騒動」

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アシスタントへのパワハラ騒動が飛び出した伊集院光。レギュラー番組『らじおと』の打ち切りも噂されているが…
アシスタントへのパワハラ騒動が飛び出した伊集院光。レギュラー番組『らじおと』の打ち切りも噂されているが…

突如飛び出した伊集院光のパワハラ疑惑と、人気ラジオ番組の打ち切り報道。番組で共演していたアシスタントに対するパワハラ疑惑を最初に報じたのは、『女性セブン』(9月30・10月7日号)だった。同誌によると8月23日、伊集院がパーソナリティを務めるTBSのラジオ番組『伊集院光とらじおと』でアシスタントのフリーアナウンサー・新井麻希に、

「いま新井は降板スレスレのラインだから!」

と怒声を浴びせたというのだ。

その翌週、新井アナが不在のまま2週間にわたる夏休みをとることが伊集院の口から発表された。そして新井アナが復帰するタイミングで今度は伊集院が2週間の夏休みをとることに。その後、新井アナは9月20日の放送をもって番組を降板するのだが、降板までの流れに違和感を覚えない人はいないだろう。

降板が決まってから、4年間も一緒に仕事をした“同僚”と一度も顔を合わせることもなく番組を去っていくという事態は確かに尋常ではない。同誌によれば新井アナが降板に至った原因が“伊集院のパワハラ”にあったということなのだが、伊集院は同誌の取材に対して「パワハラは一切ない」と否定している。

ところがTBSラジオの関係者に聞くと、

「昔は厳しい指導や愛のムチと捉えられたかもしれませんが、伊集院さんの新井さんに対する“指導”は、いまの時代ならパワハラと見られても仕方ないですね。伊集院さんは声も大きく、独特の口調ですから普段から怒鳴られているように感じることもありますが、いつごろからか、新井さんに対するダメ出しが増えて、ちょっと可哀想な気がしていました」

新井アナに対する“指導”が目立ち始めたのは昨年春ぐらいからで、最近は一段と口調がキツくなっていたという。

本人にその気がなくても、立場が弱い人間からしてみればパワハラとなる事例はよくあり、伊集院の話もその類なのかと思っていたところに、番組打ち切り報道が持ち上がる。一部スポーツ紙が報じたところによれば、『伊集院光とらじおと』が来年3月に打ち切りとなる方向で調整が進んでいるという。

打ち切りの理由として囁かれているのが新井アナに対するパワハラがきっかけなのだが、事態はもう少し深刻だったようだ。別のTBSラジオ関係者によると、

「たまたま新井アナの件が露見しましたが、伊集院さんのパワハラ的な振る舞いは今に始まったことではないんです。徹夜して台本を作り、伊集院さんのところに持っていくと“こんなんじゃダメだろ”と何度も強い口調でダメ出しされることが多く、疲弊している人もいました。新井さんだけではなくスタッフに対しても厳しくて、休みをとったり、辞めたりしたスタッフも一人や二人じゃないです。局内では有名な話ですが、プロデューサーの“土下座騒動”もありました」

“土下座騒動”とは何だったのか。それは番組内の“営業もの”というスポンサーが関係する、リスナーへのプレゼントコーナーや提供スポンサーを告知するコーナーに伊集院が難色をしめした時に、プロデューサーが土下座といってもいい勢いで頼み込んだというのだ。

『女性セブン』では今年3月に起きた“LINE事件”を報じている。それは伊集院も見ることができるグループLINEに番組スタッフが誤って彼に対する愚痴を投稿してしまったというのだが、スタッフの不満が爆発したのはこれだけではなかった。局員だけでなく制作会社の人間も閲覧できるネットワークメールにスタッフからのSOSが書き込まれたこともあったという。

『伊集院と~』のスタッフはこれまでじっと我慢していたわけではない。いま、どこの企業もコンプライアンスが厳しくなっている。スタッフは局側にパワハラがあることを訴え続けていたが、今まで積極的な手が打たれることはなかったという。

同番組は人気もあり聴取率もいい。多少のことには目をつぶっても仕方ないという気持ちもあったのだろう。ただ、今回、新井アナの件が報じられたことで、局側も動かざるをえなくなったようだ。

「伊集院さんサイドは、“なんでそんな情報が漏れるんだ”とTBSにモノ申したようですが、TBSから漏れたとは限りません。事の重大さにやっと気づいたのか、局側は状況の改善に当たろうとしていますが、番組スタッフのなかには打ち切りを望んでいるものも多い」(前出‧TBSラジオ関係者)

ただ、伊集院の人気は高く、ファンは多い。“パワハラ”や“番組打ち切り”報道が出るとネットでは、

《番組に対する理想が高い伊集院さんのラジオへの情熱からじゃないのか》
《これは叱咤激励であってパワハラじゃないんじゃないの》

などの伊集院を擁護する声も多いのは事実だ。だが、

「“ラジオ愛が強すぎて、いい番組を作ろうとスタッフや共演者に厳しく接した”なんて、現場で苦労している人間からすれば、そんな美談にされちゃかなわない」(同・TBSラジオ関係者)

と本音を吐露する。

来年3月に番組終了の予定の方向で話が進められているというが、それまでまだ4か月以上ある。いまスタッフと伊集院との関係性はどうなっているのだろうか。

たとえば自身に関する報道が出たことで、伊集院のスタッフに対する姿勢が改まり、それによって状況が改善したとなれば、番組が継続されることはあるのだろうか。

「今は、最小限必要な会話しかしてないです。淡々と番組を進めている状況です。番組継続はないのではないでしょうか」(同前)

そこでTBSラジオに『らじおと』打ち切りや「パワハラ問題」について聞くと、

「個別の件に関してはかねてよりお答えしておりません」

とのこと。また、伊集院の所属事務所は

「パワハラという事実はありません」

と回答した。

リスナーからの信頼は厚い伊集院。だが、大勢のスタッフが番組を支えていることを、彼は本当に理解しているのだろうか――。

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