『バイキング』打ち切り報道 フジテレビ内情と坂上忍の「本心」 | FRIDAYデジタル

『バイキング』打ち切り報道 フジテレビ内情と坂上忍の「本心」

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
『バイキング』の打ち切り報道が飛び出した坂上忍。フジテレビの救世主であることは間違いのだが…
『バイキング』の打ち切り報道が飛び出した坂上忍。フジテレビの救世主であることは間違いのだが…

フジテレビ“昼の顔”として定着している坂上忍の周辺が騒がしい。

長寿番組『笑っていいとも!』の後番組としてスタートした情報番組『バイキングMORE』に、来春での打ち切り報道が飛び出したのだ。

一部女性誌によると、原因は坂上の番組内での“物言い”。昨年9月にパワハラ疑惑を「週刊文春」で報じられたこともあったが、生放送での歯に気に着せぬ発言が上層部の一部から不評を買ったというのだ。

「番組で取り上げる話題も坂上さんの意向が大きく働いています。ただ、突拍子もないことを言うタイプではなく、小室圭さんと眞子さんの結婚が数字(視聴率)を取れるのだったら、それでいくし、日大理事長が逮捕されたのなら、大きく扱う。事前の予習もきちんとして、自分の意見を持つようにしていました。『自分の話したことで炎上するのならば仕方ない』というのがモットーでした」(番組関係者)

タレントの不倫や政治絡みのネタを扱う時は、特に厳しい言葉を並べた。フジテレビ関係者によると

「それで芸能プロダクションから小言を言われたり、特定政党からクレームが入ったこともあります。坂上さんはエゴサーチもしなければ、ネットの書き込みも見ないタイプ。上層部だけが“外からの圧力”を気にし過ぎていた部分もあります」

という。

坂上は一時、フジで4本のレギュラー番組を持つ功労者だったが、昨年9月に冠番組『直撃!シンソウ坂上』が終了し、特番化。『ダウンタウンなう』も今年3月で終了した。

‘17年からMCを務めていた番組改編期の特番『FNS番組対抗!オールスター春(秋)の祭典』も昨年3月で終わり、ついに本丸の『バイキング』までも打ち切りとなれば、さすがにただごとではないが…。

「実は坂上さんはかねて仕事を整理したい意向を持っていました。この何年、馬車馬のように働いてきましたからね。もともと趣味のギャンブルで大金を当て、1年間丸々休んだこともあるような人。

年齢も一般企業で言う役職定年に差し掛かっている。この辺りで一呼吸を置きたいと考えるのも無理もありません」(テレビ局関係者)

フジテレビ側の事情もある。先月25日、勤続10年以上で50歳以上の社員の希望退職者を募集した。現在の社員数は約1300人で対象となる社員は300人前後。

「そんななか、制作費だって無傷ではいられない。年間億円単位のギャラを支払っている坂上さんに白羽の矢が立つのも無理はありません。一部若手社員から『我々の給料は上がらないのに、タレントに大枚をはたいている』と不満が出ていることも大きいようです。希望退職で年配局員を切っても、働き盛りの30~40代の局員がいなくなっては元も子もない。フジは出演者のギャラを含めたコストを整理し、若手世代を繋ぎとめようとしている…という側面もあるのです」(同・フジテレビ関係者)

『バイキング』打ち切り報道も、過渡期を迎えるフジの流れの中で出た話だ。坂上が功労者であることに変わりはなく、また、強固な信頼関係で結ばれている。フジ本体の立て直しにメドがつくまで「小休憩」を取るのだろうか…。

  • PHOTO島 颯太

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事