プーチンは山奥へ退避…?戦慄の暗殺部隊「真逆な両国首脳の対応」 | FRIDAYデジタル

プーチンは山奥へ退避…?戦慄の暗殺部隊「真逆な両国首脳の対応」

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プーチン大統領を「殺害者」とし「暗殺しよう」という物騒な動きが世界中で広がっている(画像:AFP/アフロ)
プーチン大統領を「殺害者」とし「暗殺しよう」という物騒な動きが世界中で広がっている(画像:AFP/アフロ)

〈ロシアの侵攻をどうやって終わらせるかって? あの男を殺すしかないだろう〉

3月3日、米国メディア『FOXニュース』のインタビューで、ロシアのプーチン大統領暗殺をにおわす物騒なコメントをしたのは同国上院議員のリンゼー・グラム氏だ。グラム氏は古代ローマの将軍カエサルを暗殺した人物になぞらえ、「ロシアにブルータスはいないのか」とも発言。米国サキ報道官から「国家元首の暗殺を呼びかけるのは許されないこと」と注意された。

「ロシアが侵攻したウクライナ情勢は硬直しています。国内外で、反ロシアへの動きが強まっている。プーチン大統領の暗殺を企てる発言が、続出しているのは事実です。

3月2日には、ロシア出身の資産家アレックス・コナニキン氏が、プーチン大統領の画像とともにSNSに次のような投稿をしています。『お尋ね者の生死を問わない。国際法の下でプーチンを拘束した者に100万ドル(約1億円)を払う約束をする』と」(全国紙国際部記者)

プーチン大統領は、こうした動きに敏感だ。すでに首都モスクワを離れ、安全な場所に退避している可能性があるという。欧州議会議員リホ・テラス氏は、自身のツイッターにこう記している。

〈信頼できるウクライナ人将校からの情報だ。プーチン氏は、地下核シェルターのある(ロシア深部)ウラル山脈の隠れ家に家族とともに身を潜めているという〉

ゼレンスキー大統領「暗殺部隊の正体」

一方、ウクライナ首脳周辺の情勢も物々しい。英国紙『タイムズ』は3月4日、ロシア軍の侵攻以降少なくとも3回ゼレンスキー大統領への暗殺計画が実行されたと報じた。いずれも、プーチン大統領へ不満を抱くロシア連邦保安局からの内通情報により回避されたという。

「ゼレンスキー大統領の暗殺部隊は、ロシアの民間軍事会社『ワグネル』によりウクライナへ送り込まれた傭兵チームです。動員されたのは400人ほど。ゼレンスキー大統領をはじめ、夫人やキエフ市長クリチコ氏ら24人の政府要人がターゲットにされました。

『ワグネル』の暗殺部隊は、シリアやスーダンなど世界各地で暗躍しています。彼らは、ウクライナ南部ヘルソンの軍事倉庫から軍服を奪取。ウクライナ兵に変装し、ゼレンスキー大統領を暗殺しようと企てていたようです。ロシア内部からの情報がなければ、ゼレンスキー大統領は絶対的な危機に瀕していたでしょう」(同前)

ゼレンスキー大統領の態度は、プーチン氏と対照的だ。暗殺部隊の「斬首作戦」の最大の標的は「私だ」と公言しながら、首都から逃げようとしない。彼は、次のように表明している。

〈私は国民と独立と土地を守るために、キエフにいます。政府高官と一緒です。皆さんとともに戦い続けます〉

前出・記者が続ける。

「両国首脳の態度が、現状を反映しています。ゼレンスキー大統領の言動が功を奏し、戦力で圧倒的に不利なはずのウクライナが一丸となっている。一方、優位な立場にいるはずのロシアでは、プーチン氏の態度により厭戦機運が漂っているんです。リーダーが発するメッセージがいかに重要か、今回の暗殺報道でよくわかりました。国際情勢は、軍事力や経済力だけでは計り知れないんです」

両国首脳への暗殺計画が、これで頓挫したわけではない。血なまぐさい暗闘は、今後も続きそうだ。

  • 写真AFP/アフロ

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