渡部の件ではなく…『笑ってはいけない』放送できない”本当の訳” | FRIDAYデジタル

渡部の件ではなく…『笑ってはいけない』放送できない”本当の訳”

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今年も休止になった『笑ってはいけない』シリーズ。昨年の代替番組は大コケしたが、今年は一体どんな番組で挽回を図るのだろうか
今年も休止になった『笑ってはいけない』シリーズ。昨年の代替番組は大コケしたが、今年は一体どんな番組で挽回を図るのだろうか

「『笑ってはいけない』が再び放送されることは難しいと思います」

そう嘆くのは、長年、大型バラエティ番組の制作に関わってきた制作会社の関係者A氏だ。2020年まで日本テレビの大みそか特番として15年間放送され、昨年休止された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけない』シリーズが今年も放送されないことはすでに決まっている。が、来年以降も、復活の可能性は薄いと嘆くのだ。

昨年、『笑ってはいけない』の休止が発表された際、ダウンタウン松本人志(59)は自身のTwitterで、

《コロナ禍において【笑ってはいけない】の収録は難しいと去年強く感じました。クオリティを下げてまで番組を続けるのは番組を楽しみにしてくれている方々に対して尻より心が痛いです》

と語った。

背景にあったのは2年前の『笑ってはいけない』でアンジャッシュ・渡部建(50)の出演情報が漏洩してしまったこと。これにより松本とスタッフの関係がこじれてしまったことが大きく影響しているといわれた。しかし、実情は少し違うという。

「本当の理由は、渡部さんとはあまり関係ありません。松本さんが昨年Twitterで仰った通り、これまでのような“クオリティ”を保つことが難しくなってきているのです。その理由は、“痛み”を伴う笑いに対する批判を恐れるあまり、スポンサーがそうした演出を敬遠するようになったのです。日テレも、非常にBPO(放送倫理・番組向上機構)の顔色を伺うようになった。

もし仮にやることが決まっても、『ケツバット』や『月亭方正(54)さんとプロレスラーの蝶野正洋(59)さんのビンタ』そして、『ココリコ田中直樹(51)さんのタイキック』といった、恒例の“痛い”笑いが一切できない可能性がある。それは、松本さんに言わせれば、笑いのクオリティを下げることになります。松本さんは、そんな過度にBPOの意向を窺う日テレの姿勢に不信感を抱いているといわれているのです」(A氏)

予兆はあった。今年の3月20日の『ガキ使』では、『第1回ガキの使いやあらへんで!この一口に命をかけろ チキチキ賞金10万円争奪!ききミルクティー!!』で、12種類の市販されているミルクティーの中から自分が目隠しして飲んだミルクティーと同じものを当てる企画が放送された。

人気企画の一つである『きき○○』シリーズだが、これまでは間違えると、ビンタや巨大な中華鍋で“ケツしばき”されたりと痛いお仕置きが待っており、そこで大きな笑いをとって“落とす”という流れだったのだが、その罰ゲームが初めて採用されなかったのだ。

これは、ガキ使ファンの間では大きな話題になり、ネット上には「この流れじゃ今年のガキ使もできないな…」といった書き込みも見られた。

平成を代表する“恒例番組”が、また一つ消えるかもしれない。

  • PHOTO原一平

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