月数十万円の「特別室」に入院し続け…栄華を誇った「都議会のドン」の最期 | FRIDAYデジタル

月数十万円の「特別室」に入院し続け…栄華を誇った「都議会のドン」の最期

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都議会のドンと呼ばれた内田氏。議会では自ら小池氏にヤジを飛ばしていた
都議会のドンと呼ばれた内田氏。議会では自ら小池氏にヤジを飛ばしていた

「内田さんは夏頃から体調を崩して入院していました。入院先は東京慈恵会医科大学附属病院の特別室。月に数十万円単位で費用がかかるということで、ご家族も『おカネが続かない』と嘆いていました」(都議会関係者)

12月21日、自民党の内田茂都議が他界した。享年83。東京都議会議長や自民党東京都連幹事長などを歴任し、東京都議会で強い影響力を持ち続けた。

「15年に内田氏の夫人の葬儀が芝の増上寺で執り行われたのですが、その際の葬儀委員長は安倍晋三元総理。麻生太郎氏や二階俊博氏など政財界の重鎮や関係者数千人が集まりました。その影響力は絶大でした」(全国紙政治部記者)

転機が訪れたのは16年のこと。小池百合子氏が東京都知事に就任すると、内田氏は「都議会のドン」と呼ばれ、二人の対決は連日メディアを賑わせた。

17年に内田氏は政界を引退したが、その後も自民党東京都連最高顧問に就くなど、影響力を持ち続けた。しかし、21年に内田氏の娘婿が都議選に出馬したものの、サッカー日本代表・長友佑都の妻でタレントの平愛梨の弟である平慶翔氏に敗れるなど、求心力は徐々に低下していった。

「小池氏とバトルを繰り広げていた頃からすでに体調不安説はありました。そもそも、その頃にはすでに70代後半でしたし、痛風と糖尿病の持病もありました。慈恵医大病院で車イスに乗っていたという話が報じられたこともあります。奥さんが亡くなってからは主に娘さんが身の回りの世話をされていたそうです」(前出・都議会関係者)

内田氏の通夜・葬儀は12月26、27日に開かれる。場所は7年前に亡くなった妻の葬儀が行われた、芝の増上寺だという。

都議会で居眠りをする内田氏。都議会では厳然たる権力を握り続けた
都議会で居眠りをする内田氏。都議会では厳然たる権力を握り続けた
  • 撮影鬼怒川毅

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