殺人容疑で捜査 資産50億円「紀州のドン・ファン」が全裸で怪死 | FRIDAYデジタル

殺人容疑で捜査 資産50億円「紀州のドン・ファン」が全裸で怪死

セックスに人生を捧げ、愛した女は4000人

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自宅前で、愛犬(5月に死去)と共に55歳年下の妻・Sさんと記念撮影。2月に結婚をしたばかりだった

「その日は、夕方からビールを飲みながら、リビングで一緒に社長の好きな相撲中継を見ていました。社長が『先に寝るね』と、私に言って2階の寝室に上がったのは6時過ぎ。でも8時ごろに、上からゴトゴトと音がしたんです。普段ならすぐに熟睡するのに変だなと思ったんですが、トイレだろうと気にしませんでした。でも、夜10時ごろに私も寝ようと寝室へ上がったら……。慌てて声をかけたんですが、すでに息はありませんでした」(妻のSさん)

5月24日、和歌山県田辺市の会社経営者・野崎幸助氏(享年77)の遺体が、市内の自宅で発見された。

野崎氏は’16年2月に50歳年下の交際相手に6000万円相当の金品を盗まれた事件で一躍時の人となり、同年12月には自伝本『紀州のドン・ファン』を上梓。コンドーム販売から一代で財を成した波乱万丈の半生とともに、「美女とHをするためにカネ持ちになった」「4000人に30億円を貢いだ」という独特な人生経験が評判を呼び、メディアにもたびたび取り上げられていた。

そんな「豪快すぎるカネ持ち」の突然の訃報――。今年2月に55歳年下のファッションモデル・Sさん(22)と結婚し、幸せの絶頂にあったドンファンにいったい何があったのか。野崎氏宅で長年働くお手伝いさんが、遺体の様子を振り返る。

「Sちゃんが『大変大変!』と叫ぶ声を聞いて寝室に駆けつけました。すると、野崎さんはなぜか全裸で、ソファに腰掛けた姿勢のままカチンカチンに固まっていたんです。あとで警察の人からは、『すでに死後硬直が始まっていた』と聞かされました」

まさに怪死と呼べる事件に、和歌山県警は大量の捜査員を投入。5月26日と29日、2度にわたり家宅捜索が行われただけでなく、新妻Sさんやお手伝いさん、野崎氏が経営する会社の従業員全員も事情聴取に呼ばれ、取り調べを受けた。

「奥さんの聴取は4時間にわたりました。また、彼女だけでなく従業員たちも、尿と口内の粘膜まで採取されています」(捜査関係者)

県警がここまで入念な捜査を行うのはなぜか。本誌は家宅捜索後に提示した「押収品目録」を独占入手。そこには、驚くべき文言が記されていた。

〈殺人被疑事件〉

警察はドンファンが殺害されたとして、捜査を進めているのだ。

「司法解剖の結果は、『冠状動脈硬化症』とされています。これは文字通り動脈が詰まって心臓に酸素や栄養がわたらなくなった状態ですが、警察は薬物によって死亡した可能性もある、と見ているようです。事情聴取で尿検査まで行ったのはそのためで、2度にわたり家宅捜索をしたのも薬物を見つけるためでしょう。従業員たちは聴取の際、『野崎さんが覚醒剤をやっていましたか?』とも聞かれたみたいです」(前出・捜査関係者)

本当に殺人なのか。だとすれば犯人はどのような方法で殺害したのか。真相については今後の捜査結果を待つしかないが、ドンファンの周囲では、少し前にも”不審な死”があったという。

「野崎さんが子供のように可愛がっていた、愛犬・イブちゃんが5月6日に亡くなったんです。もちろんペットなので司法解剖などしていませんから、正確な死因はわかっていませんが、それまではいたって元気だっただけに、みんな不思議がっていました。野崎さんは6月11日にイブちゃんの『お別れ会』を開くつもりで、すでに和歌山・白浜の高級ホテルを予約し、200人ほどの客にも招待状を出していました」(野崎氏の会社の従業員)

「セックスが私の人生」と公言してきた大富豪は、その最期に大きな謎を残してこの世を去った。

新妻のSさんらの前で棺に納められた野崎氏。親族にも警察から死因に関する説明はされていないという

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遺体発見から2日後の5月26日に続き、29日にも家宅捜索が行われた

家宅捜索の「押収品目録」にははっきりと「殺人被疑事件」と明記されている

「カネ持ち」として有名だった野崎氏。昨年2月には強盗に入られ、金品4000万円相当を奪われた

遺体の様子を再現する野崎氏宅のお手伝いさん。すでに遺体はカチカチで、横にするのも困難だった

野崎氏が定宿としていた、東京都内の高級ホテルで撮った一枚。VIPラウンジでシャンパンを楽しんだ

愛犬は5月6日に亡くなった後、野崎氏の寝室に安置され、通夜も行われた

田辺市内にある自宅の庭に建つ愛犬の墓に、線香をあげる家政婦。6月7日、和歌山県警は墓を掘り起こした

4月27日、愛犬の生前最後の一枚。抱きかかえているのはSさんで、隣は野崎氏の会社に勤める男性

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