霜降り、宮下草薙…第7世代にも当てはまる松本人志「売れる法則」 | FRIDAYデジタル

霜降り、宮下草薙…第7世代にも当てはまる松本人志「売れる法則」

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芸人とは思えぬほど、立派な胸板を誇示するダウンタウンの松本人志(’18年)
芸人とは思えぬほど、立派な胸板を誇示するダウンタウンの松本人志(’18年)

ダウンタウン、とんねるず、ウッチャンナンチャンなど、かつてはコンビ名に「ん」がつくと売れると言われていた時代があった。

しかしダウンタウンの松本人志は‘00年から‘06年に放送された『松紳』(日本テレビ系)という番組で全く違う説を唱えていた。それは売れている芸人には、名前やコンビ名に「し」がついているというのだ。

松本は「島田紳助、明石家さんま、ビートたけし、横山やすし、西川きよし、桂三枝、松本人志、浜田雅功、ほらみんな“し”がついているでしょ?」すると紳助が「えーほんま? 松本竜介…あ、ほんまや!入ってない!」と相方をいじり笑いを誘った。

さらに松本が「欽ちゃん(萩本欽一)はついてないと思うでしょ? でもあだ名が“大将”なんです」と力技も。

紳助氏が「えー、今田耕司、あ、こいつあかんな」というと松本が「“じ”は微妙なとこなんです」と答えた。

確かにこれまでに売れた芸人を挙げてみても「し」がついていることが非常に多いことがわかる(笑福亭などの一門の名前は除く)。

志村けん、有吉弘行、東野幸治、岡村隆史、内村光良、石橋貴明、木梨憲武、田村淳、ケンドーコバヤシ、設楽統、徳井義実、富澤たけし、若林正恭、春日俊彰。コンビ名では爆笑問題、雨上がり決死隊、くりぃむしちゅー、アンジャッシュなど。このメンバーだけで何本の冠番組があるのかと考えると、確かに松本の主張に納得させられる。

ただ肝心な「お笑いBIG3」の1人、タモリには「し」がついていない。しかし無理やり立証してみると、本名である森田一義には「し」がついている。

とはいえ、もちろんこの松本の説は完璧ではない。「千鳥(大悟・ノブ)」や「おぎやはぎ(小木博明・矢作兼)」のようにコンビ名にも個人名にも本名にも「し」がついていないが売れている芸人もいる。しかし高確率でこの説が当てはまることは確かだろう。

では最近人気を博している「お笑い第7世代」と呼ばれる芸人たちに当てはまるか見てみよう。

まずコンビ名に「し」がついているのは、霜降り明星、宮下草薙、四千頭身。個人名ではガンバレルーヤ・よしこ、EXITには「し」は入っていないが松本が“微妙”と言った「じ」は入っている。逆にコンビ名にも名前にも全く「し」が入っていないのは「ハナコ(菊田竜大・秋山寛貴・岡部大)」と「ミキ(亜生・昴生)」だった。

さらに第7世代ではないが、今年最もブレークしたと言える、現M-1チャンピオンの「ミルクボーイ」には、駒場孝(こまばたかし)・内海崇(うつみたかし)と二人共に「し」がついている。

なぜ「し」がつくといいのか、この説の理由などは全く分からないし、オカルト的要素を含んでいるが、実際に売れている芸人には高確率で当てはまっているようだ。

ただ当時の松本は、釘を刺すようにこう力説している。

「勘違いしたらダメなのが、“し”をつけたからといって売れるわけじゃない。売れている人には“し”がついている。これは全然違うんですよ」

松本の言う通り、売れるかどうかは実力次第というのは間違いない。ただ、これほど成功例を見せられると、これからコンビ名や芸名をつける芸人たちが「し」を付けたくなるのは、人情ってものかもしれない……。

  • PHOTO坂口靖子

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