アメフト事件 宮川泰介選手 内田前監督、井上コーチに負けるな

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中野区の日大合宿所から出てきた井上コーチ。宮川選手とは、日大豊山高校で監督をしていた頃からの関係

東京都中野区の日大アメフト部の合宿所。アメフト部の選手やコーチたちが寝食をともにする生活の拠点だ。その正面玄関から姿を現わした、黒のタンクトップにハーフパンツというラフな服装の男性。リーゼントのような髪型に屈強な肉体、鋭い目つきは、異様な存在感がある。日大アメフト部、井上奨(つとむ)コーチ(30)だ。

5月22日、”殺人タックル”を行った日大アメフト部の宮川泰介選手(20)が実名、顔出しで会見を行った。ケガをさせてしまった関西学院大の選手に謝罪し、約30分にわたって報道陣の質問に誠実に答えた。そして、内田正人前監督(62)、井上コーチから殺人タックルの指示があったと明かした。

その翌日の23日、内田氏と井上コーチが緊急会見を開いた。内田氏は宮川選手に対して悪質なタックルをしろという指示はしていないと繰り返した。井上コーチは「(相手選手を)つぶしてこい」とは言ったが、それは相手をケガをさせることが目的ではなかったと話した。「殺人指令」は否定したものの、井上コーチが宮川選手に直接圧力をかけるなど、異常な発言の数々が明らかになった。

「井上コーチは日大アメフト部のOBで、内田氏の子飼いの部下です。例の試合で宮川選手が反則行為で退場になった際、彼を出迎えているのが井上コーチです。選手たちに対しては高圧的ですが、内田氏など、上の立場の人間の顔色は窺(うかが)う。以前、井上コーチが不祥事を起こしたときも、内田氏が彼をかばって、部に残したと言われています」(日大関係者)

22日の宮川選手の会見直後、日大広報部は「監督が違反プレーを指示した発言はない。コーチの『思い切って当たれ』という意味の言葉を(宮川選手が)勘違いした」という旨のコメントを発表。組織ぐるみで内田氏、コーチ側をかばおうとしているのだ。アメフト元日本代表の近藤祐司氏が話す。

「内田氏は監督は退任しましたが、いまだ日大の常務理事の座には就いたままです。彼が日大に残り、井上コーチなどスタッフもそのままであれば、彼らの影響力はそのまま残ります。スタッフを総入れ替えするなど、新しい血を入れないと何も変わらないでしょう」

誰よりも責任をとるべきは内田氏、井上コーチだろう。

22日、日本記者クラブで会見を開いた宮川選手。「事実を明らかにすることが償いの第一歩だと決意した」と話した

 

撮影:片野茂樹、蓮尾真司

 

Photo Gallary2

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