田中圭&中村倫也の『不協和音』が『おっさんずラブ』を抜く日 | FRIDAYデジタル

田中圭&中村倫也の『不協和音』が『おっさんずラブ』を抜く日

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『おっさんずラブ』で好演した田中圭。『不協和音』が人気を博せば単発からシリーズ化する可能性もある
『おっさんずラブ』で好演した田中圭。『不協和音』が人気を博せば単発からシリーズ化する可能性もある

3月15日(日)放送のドラマ『不協和音 炎の刑事VS氷の検事』(テレビ朝日系)の田中圭(35)&中村倫也(33)コンビが、BLファンたちをザワつかせている。

物語は、幼い頃に生き別れになった兄弟が刑事と検事となって再会し、難事件の解決に挑むというもの。実は兄弟には、刑事だった父親が自白強要で冤罪を生んだという過去があり、兄は父の気持ちを想い同じ刑事に、弟は父を憎み検事となったのであった。そのため再会した兄弟は、互いに憎み合いながらも、兄弟ゆえの絆から本音をぶつけ合い、事件の真相に迫っていく。

その兄・川上祐介を演じるのが『おっさんずラブ』(2018年/テレビ朝日系)で大ブレイクした田中圭。弟・唐沢真佐人を演じるのが、『凪のお暇』(2019年/TBS系)の“メンヘラ製造機”ゴンさん役で話題になった中村倫也。この豪華なイケメン共演に、「いいね♡が止まらないわよ~」、「こんなにイケメンなお2人投下されたらますます15日直視できなくなっちゃうじゃないですか」などと、多くのBLファンが色めき立っている。

期待される理由は、ラブラブ要素ゼロの“憎み合う愛”がベース、という新しさにあるだろう。そもそも今作はBL作品ではないので、『おっさんずラブ』とノリが違うのはもちろんだが、昨今ヒットしたバディものともかなり毛色が違う。

『相棒』の水谷豊&反町隆(2015年~/テレビ朝日系)然り、『ラストコップ/LAST COP』(2015年に単発ドラマ、2016年に連続ドラマが日本テレビ、Huluにて放送)の唐沢寿明&窪田正孝然り、『まほろ駅前』シリーズ(2011年と2014年に映画が公開、2013年に連続ドラマがテレビ東京系にて放送)の瑛太&松田龍平然り、基本的に仲が良くお互いに信頼し合っている、というものが主流だった。

それだけに、ガチで憎み合うというこの昼メロ的な愛の描き方には、通り一遍のBL要素では見向きもしなくなった上級ファンたちが「おや?」と思ったようだ。実際ネット上には、「ひゃああ! 内容はあんまり把握してないけど、このビジュアルで兄弟で仲が悪い(たぶん)とか超萌えます♡♡♡」、「我が家にも性格が真逆でなにかと喧嘩ばかりの息子が2人……お母さんは2人とも可愛いよ♡萌(いや話がズレてきた)」なんてコメントも上がっている。

出演の田中圭と中村倫也もそんなファン心理を心得ているようで、公式取材では新郎新婦の真似をして登場するというサービスっぷりだ(ちなみに新郎役が田中、新婦役が中村)。

これにまんまと心を掴まれたファンたちからは、「そのうち連ドラになる日も待ってまーす!」、「何なんだこの兄弟は……こりゃ連ドラやるしかないな……」などと、早くもシリーズ化を望む声が多数上がっている。

かの『おっさんずラブ』も、単発ドラマから好評を受けて連ドラ化されたという経緯がある。折しも、今作と全く同じ設定だった冬ドラマ『ケイジとケンジ』(2020年放送/テレビ朝日系)が、好評を博しながらも東出昌大の不倫騒動によりシリーズ化が絶望的となっただけに、連ドラ化は大いにあり得る話だ。果たして『不協和音 炎の刑事VS氷の検事』は新たなる『おっさんずラブ』となれるか? 放送を楽しみに待ちたい。

  • 撮影斎藤雅昭
  • 取材・文奈々子

奈々子

愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

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