中居スルーで東出マスク必着 コロナで一変「殺伐記者会見」の裏側 | FRIDAYデジタル

中居スルーで東出マスク必着 コロナで一変「殺伐記者会見」の裏側

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2月21日に行われた中居正広の会見では、マスクをつけている報道陣は少ない。対して、東出の周りを囲むレポーターは全員、マスク着用だ
2月21日に行われた中居正広の会見では、マスクをつけている報道陣は少ない。対して、東出の周りを囲むレポーターは全員、マスク着用だ

「仕事においても、私生活においても、奢りや慢心がありました……」

3月17日、映画『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』のPRイベントに登壇した、俳優の東出昌大。女優の唐田えりかとの不倫が報じられて以来初の公の場所となった。同イベント後に報道陣の取材に応じ、時に険しい表情を浮かべ、時に言葉に詰まりながらも妻・杏への謝罪の言葉などを述べた。

「杏さんと唐田さん、どっちが好きなのか」というコメントが飛び出すなど、多くの人の注目を集めた同会見。重たい空気感よりも驚いたのは、会見時に東出を囲んだ芸能レポーター全員がマスク着用で臨んでいたことだ。

「新型コロナウイルスの対策として、マスクの着用が促されました。囲み会見で主に質問をする人たちは普段、基本的にはマスクをしません。

質問者が仕切り側で決められている現場もあるのですが、囲み会見で登壇者に質問する順番は厳密には決まっていません。そのため、“次に誰が話しかけるか”というのは、基本的にレポーター同士が周りの人の口元などを見て判断しているのです。

今回の東出さんの会見は全員がマスクを着用していたために、うまいこと会話の順番を読むことが難しかったようで、リポーターが同時に質問していたことも多かった。現場で直に聞いていると、東出さんも少々やりにくかったんじゃないかと思います。どの質問に答えていいのかわからないですから」(スポーツ紙記者)

今回のケースの場合は、騒動のあと初となる公の場に東出が立ったということで、各社質問したいことも多かったのだろう。時折、問いかけが重なっている場面は多く見受けられた。

東出の前に行われた大きな記者会見といえば、2月21日にジャニーズ事務所からの退所を発表した中居正広の報告会見だろう。マスクを着用している人はチラホラいるものの、新型コロナウイルスの影響はまだ感じられなかった。

「会場がテレビ局だったため、入り口にアルコール消毒が置いてありましたが、特別なアナウンスがあったわけでもなく、消毒コーナーはほぼスルーされていました。マスクも任意でしたね。

各社ペン(記者・ライター)は1人まで、という制限はありましたが、これは会場の広さによるもの。多くの取材陣が集まっていましたが、まだこの頃は、新型コロナウイルスに対する警戒感はほぼゼロでしたね」(ワイドショースタッフ)

大規模イベントの中止・延期要請が政府から発表されたのは、2月26日のこと。この日に公演予定だったEXILEやPerfumeなどのアーティストがライブを続々と延期にすると、会見も中止や延期が増えたり、プレスリリースに注意書きが入ったりと変化が見え始める。

「マスコミ向けに行われる記者会見や◯◯発表会などの芸能人が登壇するイベントは、PR会社や映画配給会社など、会見を取り仕切る会社があります。もし、自分たちが仕切っている会見で、罹患者が出たとなれば困り物。

というのも、“タレントの◯◯が登壇したイベントで新型コロナウイルス陽性患者が”などと、出演者はもちろんのこと、作品やスポンサーのイメージを落としかねないからです。ですから主催者側も、会見を開くにあたっては細心の注意を払っています」(芸能プロ関係者)

2月下旬から3月に入ってからマスコミ向けに配られたリリースに記載された内容には、下記のような注意書きが記載されている。

《ご来場・ご取材に際しましては必ずマスク着用をお願いいたします》
《マスコミの方々にもマスクの着用やアルコール消毒液での消毒、赤外線サーモグラフィーによる表体温スクリーニングなどご協力をお願いする場合がございます》
《400名収容の会場に100名のお席をご用意致します。座席の間隔が広いため、ゆとりを持ってご取材いただけます》
《新型コロナウイルス感染症に関する政府の方針等を踏まえ、中止とさせて頂く場合がございます》

主催者側からしてみれば用心に越したことはない。しかし、実際に取材に参加した報道陣からは、こんな声も上がっている。

「会見会場はコロナの感染予防のために広い部屋を取ったというアナウンスがあったけれど、その会見前に待機している控室がめちゃくちゃ狭くて……。意味があったのだろうかと思いましたね。

また、アルコールの除菌スプレーを持って歩いているスタッフさんがいたんですけど、過敏になっているのか、カメラ席の近くでもスプレーをシュッシュと噴霧するものだから、カメラマンさんがセッティングしているカメラにもかかってしまった。

“こういうご時世ですから、ご理解ください”なんてスタッフの方は言っていましたけど、カメラ機材は安いものではないので、“こういうご時世なら壊してもいいのかよ!”と怒っている方もいらっしゃいましたし、殺伐とした雰囲気が流れていましたね」(前出・スポーツ紙記者)

新型コロナウイルスは、芸能界のイベント現場にさえ新たな悩みのタネを生じさせているのだ。

  • PHOTO蓮尾真司(中居正広)画像時事通信(東出昌大)

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