福田淳一前事務次官、日本有数の頭脳が「セクハラ告発」で計算ミス

財務省の福田前事務次官は「疑惑」を否定していたのに、あっさり辞任

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4月13日、都内にある自宅を出て報道陣に囲まれる福田氏。声を掛けられても、応じようとしなかった

「福田(淳一、58)さんは、懇親会などで女性記者に『オレは優秀なんだ。大蔵省には(国家公務員試験を)5番で入省したんだぞ』と、まず自慢するんです。飲んでいる間は、会話の内容はほとんど下ネタばかり。女性の好みは特に無いようで、誰彼構わず、下ネタを振っていた。省内では『ついに出てしまったか』という反応です。なので、なぜ福田さんがすぐに辞任しなかったか、財務省関係者は首をかしげていました」(全国紙記者)

財務省にとっては、まさに泣きっ面に蜂だろう。文書改ざん事件が収束する間もなく、福田淳一事務次官の「セクハラ疑惑」が最悪の結末を迎えた。4月12日発売の『週刊新潮』で、女性記者に「胸触っていい?」「手しばっていい?」などのセクハラ発言をしたと報じられ、その音源も公開された。16日に「セクハラという認識はない」と疑惑を否定するも、火消しに失敗。18日、ついに辞任が発表された。

福田氏は神奈川の名門、県立湘南高校を卒業後、東京大学法学部に入学。同期には片山さつき参院議員(58)がいた。

「大学時代の片山氏はテニスサークルに入っていて、相当モテていたそうです。そこに、まったくサークルと関係ない福田さんが、片山氏のスコート姿を見によくコートまでやって来ていたそうです」(ジャーナリスト・横田由美子氏)

ちなみに、本誌は片山氏に取材を申し込んだが、「今回の件で私がコメントすることはありません」と断られた。話を戻そう。福田氏は’82年に大蔵省に入省。「主計畑」を歩み、’17年7月から事務次官の座に就いた。が、それから1年と経たず、窮地に追い込まれたのだ。エリートコースをひた走り、ようやく手にした地位だけに「福田氏は続投したがっていた」(前出・記者)という。しかし、そうは問屋が卸さなかった。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が話す。


「16日に産経新聞が、『福田財務次官 更迭へ』と1面で報じました。産経のルートを考えれば、官邸が福田氏のクビを切ろうとしたと考えられます。しかし、疑惑を否定し、辞任しなかったということは誰かがそれに抵抗したということ。麻生(太郎)氏と財務省になんらかの意図があり、それを止めていたと考えられます。次々と出る疑惑や事実に混乱し、政権内部で意思の疎通が取れていない可能性が高い」

大蔵省に5番で入省ということは、言わば、その年、日本でトップ5の頭脳だったとも言える。その頭脳をフル回転させて、「セクハラ告発」の対処法を考えたが、招いたのは大混乱。痛恨の計算ミスだったと言わざるを得ない。

自宅から出ようと、そっと外を覗く福田氏。いまの一軒家には10年近く前に引っ越してきたという

撮影:蓮尾真司

 

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