国分太一、小山慶一郎…ローカル番組進出の裏に「タッキー直営業」
「2月の下旬、駅ホームで新幹線に乗り込むNEWSの小山君を見かけました。コンサートは翌週からだったので、なんだろうな~と思っていたのですが……」(見かけた人)
2月2日から愛知県名古屋市に本社を持つ東海テレビで、新番組『タイチサン!』がスタート。MCをTOKIOの国分太一が務め、NEWSの小山慶一郎がプレゼンターとして出演している。
毎週生放送で行われるのだが、国分が地方局でレギュラー番組を持つのは初めて。小山もキー局以外の地方局でレギュラー出演するのは初めてだ。
「’18年10月にはKis-My-Ft2の宮田俊哉さんがKBC九州放送の『アサデス。』の火曜レギュラーに就任。同グループの千賀健永さんも東海テレビ『スイッチ!』に火曜レギュラーとして出演するなど、最近ジャニーズのタレントが地方ローカルの番組に多数出演しているんです」(スポーツ紙記者)
近年、上記のように多くのジャニーズ所属タレントが地方番組へ進出している。国分は長年MCを務めた朝の情報番組『ビビッド』(TBS系)が終了、小山は『news every.』(日本テレビ系)を降板しているため、「ちょっとした都落ちなのでは?」という声も上がるが、どうやらほかの理由があるようだ。
「最近、キー局はタレントが出られる枠が少ない」と、芸能プロ関係者は語る。
「ここのところ、長寿番組のためキャストの入れ替えが少なかったり、すでに同じ事務所のタレントが出演していたりという背景があり、なかなかキー局の番組にブッキングされにくいようなんです。
しかし、せっかくスケジュールに都合がつくようなタレントがいるのであれば、番組に出演させたいと思うのが芸能事務所。ですから、地方局へとスイッチしていくことも事務所にとってはやぶさかではないのです。
最近は地方ローカル番組もネット配信で視聴できるようになったため、他の地方に住んでいる人も視聴することができます。出演することが、世間の認知度を上げることにもつながるのではないでしょうか」(芸能プロ関係者)
ジャニーズも同様の理由で、ローカル番組を視野に入れ始めたのだろう。ここ最近では、事務所内でも”とある営業方法”が復活したという。
「芸能事務所は、自社のタレントを売り出すためにテレビ局などに営業をかける場合もあります。そのときに用いるのが、タレントのプロフィールが書かれた資料です。
大手の事務所は、これをカタログのようにブック化しています。ジャニーズでも、かつてあった“ブック”が最近復活しました」(番組製作スタッフ)
実はこの“ブック”を復活させたのがジャニーズアイランドの社長であり、ジャニーズ事務所の副社長に就任した滝沢秀明氏なのだ。
「タッキーはブックを持って自ら営業活動に回っています。今までとは違うスーツ姿で裏方に徹していて、気合が入っているようです。さらに、その片腕と言われている人が積極的に地方局にも出向いているようで、実際に名古屋のテレビ局にも来ていました」(ワイドショースタッフ)
ジャニーズファンにとっては嬉しいことだろうが、地方在住タレントにとっては脅威となるかも……?
PHOTO:西圭介