4歳女児を虐待死させた身勝手「鬼夫婦」の素顔
背中にダンベル、開脚で筋肉断裂、食事を与えず栄養失調に
「司法解剖の結果、両足の付け根の筋肉が断裂していたことがわかりました。食事も満足に与えられておらず、栄養失調になって低体温症の状態で衰弱していたのに、病院に連れていってもらえなかったんです」(全国紙担当記者)
’17年12月に長女・心(こころ)ちゃん(当時4歳)を放置して死亡させたとして、空調設備業の岩井悠樹容疑者(30)とその妻・真純容疑者(28)が、3月6日、保護責任者遺棄致死容疑で埼玉県警に逮捕された。
埼玉県伊奈町の駅からほど近いファミリー層に人気の住宅街。真純容疑者の父親が所有する一軒家で、心ちゃんは兄とともに家族4人で暮らしていた。
「いつも派手なスウェットを着た真純さんが子供たちを連れて歩いていました。母親を長男がキックボードで追いかけ、そのかなり後ろから心ちゃんが『ママーッ!』と泣き叫びながら、ヨチヨチと必死に走っている姿を見たことがあります。真純さんはまったく振り返りもせずどんどん歩いていくんです」(近隣住民)
心ちゃんの遺体には、数十ヵ所のアザがあったという。真純容疑者は警察の取り調べに対して’17年11月から「しつけ」のためにと主張したうえで、暴行を繰り返していたことを認めている。
「夫が育児を手伝ってくれず、ストレスが溜まっていたとも話しています。トイレに失敗した心ちゃんの股を拭(ふ)くために無理やり脚を広げていた。それが原因で腰が曲がり、脚を痛めて歩くこともできなかった。その腰を戻すために両親が3kgのダンベルを心ちゃんの背中に置いたこともあったそうです」(前出・記者)
娘を医師に診させなかった理由を、悠樹容疑者は「妻にイライラされるのが怖かったから」と供述している。あまりに身勝手な両親に命を奪われた心ちゃんを想うと遣(や)り切れない――。


『FRIDAY』2020年3月27日・4月3日号より
撮影:蓮尾真司(1枚目写真)