朝ドラ『エール』ナレーション津田健次郎のイケボにファン歓喜

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3月30日スタートの新・朝ドラ『エール』のナレーションを担当するのは、人気声優兼俳優の津田健次郎だ。津田は、今年デビュー25周年を迎えるベテラン声優で、ツイッターのフォロワー数が49万人を越える人気者。ゆったりとしたテンポの語りと耳に残る独特の低音ボイスは、男女双方からも支持されており、「毎朝彼のイケボ(イケメンボイス)を聴ける!」と大いに盛り上がっている。その実態と、津田健次郎の魅力を検証してみよう。

昨年8月、アニメーション映画『二ノ国』の公開記念舞台あいさつに登壇した声優の津田健次郎さん 写真:時事

役に“奥深さ”を与える声と演技力

津田は、1971年6月11日生まれの大阪府出身。1995年に、あだち充原作のTVアニメ『H2』の野田淳役で声優として、TVドラマ『君を忘れない』で俳優としてもデビューを果たした。

声優としての当たり役は、2000〜2004年に放送されたTVアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』海馬瀬人や、2001年放送の『テニスの王子様』乾貞治。クールな敵役ながらも要所要所で“秘めた熱さ”を出して、主人公と名勝負を繰り広げる演技に注目が集まった。

その後順調に出演作を増やし、2016年以降は『ゴールデンカムイ』尾形百之助『さらざんまい』久慈誓役など、年間20本を越えるアニメに出演。さらに大ヒットゲーム『薄桜鬼』シリーズの風間千景『デス・ストランディング』サム・“ポーター”・ブリッジズ役など、年間10作ほどのゲームにも出演するほか、「紅茶花伝」や「第一三共」などのCMナレーション、ラジオ番組など、あらゆるメディアで活躍している。

一方、洋画の吹き替えも数多くこなしており、コリン・ファレルジェイミー・ドーナンを担当するほか、スター・ウォーズ新三部作『フォースの覚醒』、『最後のジェダイ』、『スカイウォーカーの夜明け』では、アダム・ドライバー演じるカイロ・レンの日本語吹き替えを担当。ジェダイの光と闇の間で揺れるカイロ・レンの複雑な感情を見事に表現した。

津田の魅力は、「二面性や奥深さを感じさせる」声質と演技。

正義役をやれば表面的な明るさの裏に色濃く残る影を、敵役をやれば悪事の裏に隠した純真な心を感じさせてくれる。だからこそ、前述のカイロ・レンや、人気アメコミ映画『ブラックパンサー』の敵役エリック・キルモンガーなど、善悪の狭間で揺れるキャラクターがハマッたのだろう。

それだけではない。意外なところでは、『おじゃる丸』オバケ屋敷の館長さんや、『TIGER & BUNNY』のオネェヒーロー、ネイサン役など、実に多種多彩な役柄を演じている。そして、演じたキャラクターそれぞれに熱烈なファンがついていることが、津田の演技力の証明。「この役は津田以外考えられない!」と、ファンのみならず制作サイドからの評価も高いという。

『エール』の制作統括・土屋勝裕氏は、津田の朝ドラ「語り」の起用についてHPでこう触れている。

今回の「語り」は、客観的なことに加え心情も語り、ときに登場人物に突っ込みを入れたり、ときに嘆いたり、それも音楽がガンガン鳴っているなかで、視聴者にも聞こえるように語らなくてはならない、一筋縄ではいかない「語り」となっています。津田健次郎さんは、落ち着いた声で聴きとりやすく、耳に心地よく、何より、うまい! 津田健次郎さんの“イケボイス”が、「エール」をさらにおもしろくナビゲートしてくれます。

朝ドラのナレーションは、ある意味「出演者のひとり」。窪田正孝演じる主人公の裕一も、二階堂ふみ演じるヒロインの音、どちらも底抜けの明るさがある人物たちに、シブくてちょい悪お兄さん風の津田ボイスがどう絡むのか、期待が膨らむ。

映画監督に脚本、舞台役者までマルチに活躍するイケメン!

声優界で活躍する津田の“イケメン”ぶりが話題となったのは、2019年12月27日に公開された、『極主夫道』コミックス120万部突破記念に制作された実写PV

忽然と姿を消した伝説のヤクザ“不死身の龍”が、キメキメの強面でクマさんエプロンをつけ、お料理したりお掃除ロボットと掃除勝負をしたりするギャップに、俳優・津田健次郎ファンが急増! 「むしろこのキャストで実写ドラマ化して欲しい」と思った人も多いはず。

同じく2019年には、映画「ドキュメンターテイメントAD-LIVE」で監督・脚本を担当、自らも出演。過去には、「津田健次郎責任編集」の冠を掲げた書籍『EDGE(エッジ)』(宝島社)を刊行したり、乙女ゲームの製作に携わったり、写真集を出したり。舞台への出演も多く、『嫌われ松子の一生』(2010年再演)で岡野健夫役、2.5次元ミュージカル「學蘭歌劇『帝一の國』」の堂山圭吾役などをこなし、朗読劇などにも出演している。

この活動の広さをみるに、とにかくひと所に留まる人物と才能ではない様子。余談だが、『刀剣乱舞-花丸』歌詠集では、演じている日本号役で歌っている。

『エール』は作曲家・古山裕一とその妻・音が二人三脚で数々のヒット曲を生み出していくという物語なので、ひょっとしたら特別出演&歌があるかも!? と夢は膨らむばかり。

渋み、色気、熱量など、あらゆる「イケメンおやじ」要素が絶妙に混じった津田ボイスの魅力を、たっぷり半年間味わって欲しい。

  • 取材・文中村美奈子

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