鷲見玲奈は大丈夫?女子アナ戦国時代を勝ち抜く賢い事務所の選び方 | FRIDAYデジタル

鷲見玲奈は大丈夫?女子アナ戦国時代を勝ち抜く賢い事務所の選び方

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
新たな門出を迎えた鷲見玲奈アナ。今後、彼女の姿をテレ東以外のチャンネルで見かけることになるだろう
新たな門出を迎えた鷲見玲奈アナ。今後、彼女の姿をテレ東以外のチャンネルで見かけることになるだろう

吉田明世、宇垣美里(ともに元TBS)、宇賀なつみ、小川彩佳(ともに元テレ朝)。

昨年、局アナを辞めてフリーになった人たちだ。そして‘20年3月末日をもって、テレビ東京の鷲見玲奈が退社した。

ここ数年、局アナが次々とフリーに転身している。それも局内で1、2を争う人気アナたちだ。現在人気急上昇中の田中みな実が‘14年にTBSを退社。‘16年にはフジテレビで圧倒的人気を誇っていた“カトパン”こと加藤綾子が退社している。

多数の人気局アナたちが野に放たれたことによって、いまフリーアナが飽和状態になっていることは否定できない。飽和どころか、あふれかえっているという状況にあり、“女子アナ戦国時代”と呼ばれる所以だろう。

いっとき“女子アナ30歳定年説”が声高に唱えられ、女子アナは30歳を境に露出が減っていくと言われていた。そのため“定年”が近づくと、局外に活躍できるフィールドを求めて、フリーとなる人気アナが後を絶たなかった。

その流れはなくなっていないのだが、最近は入社2~3年目であっさりと退社してしまう局アナが目立つ。

「局アナの中には最終目標が報道番組のMCという人がいます。ニュースキャスターですね。しかしベテランだからといっても必ずキャスターになれるとは限りません。そのうえ、若い子が追いかけてきて“出番”を奪われてしまう。

だとしたら、実力と人気があるアナは独立したほうが他局からお呼びがかかる可能性が増すでしょう。収入も間違いなく増えますしね」(番組制作スタッフ)

ところがフリーアナも増えてしまったことで、今では局アナの置かれている状況とさほど変わらなくなっている。

こうして“戦国時代”に突入してしまった結果、“アナウンサー”として仕事を得ることに限りがあり、最近は仕事の幅を広げて女優や声優に挑戦する人も。局アナ時代もすでにタレントのように見られていた女子アナは、フリーとなってからは、まさにタレントとなる。

タレント活動をするとなれば、個人でやる人もいるが、業界に慣れている芸能事務所に所属したほうが仕事を円滑に進めやすい。そういった背景から、フリーアナの多くは芸能事務所に所属している。

実は“独立の際の事務所選び”がフリーアナの前途に大きく関わってくる。

ひと口に芸能事務所と言っても、様々だ。あらゆるジャンルのタレントが所属する大手と呼ばれている事務所以外に役者系、ミュージシャン系、お笑い系など、それぞれの分野に特化した事務所がある。その中に、キャスター系と呼ばれる、フリーアナが多く所属する事務所もある。

これまではその事務所を選ぶフリーアナが多数見られた。今回、鷲見が選んだセントフォースもキャスター系と呼ばれている事務所だ。

「キャスターの仕事をするなら、キャスター系の事務所の方が仕事がいっぱいあるだろう、仕事がしやすいだろうと、その事務所を選ぶ人が多かったのですが、実はこの事務所ならではのデメリットがあります。

事務所が取ってくるキャスターの仕事には数に限りがありますので、所属タレント全員にいきわたるとは思えず、奪い合いになると見られます。人気がある人は指名でオファーがたくさんきますが、そうでないとキツいですね」(芸能プロ関係者)

例えば、司会者が必要となる新番組が立ち上がるとき、事務所がその仕事を取ってきたとする。しかし、事務所内に候補が複数いるとなれば、取り合いになるということだ。

そのため、最近の傾向としては大手や老舗、お笑い系などの事務所を選ぶ人もいる。

加藤はジャパン・ミュージック・エンターテインメント、上田まりえ(元日本テレビ)は松竹芸能、宇垣美里はオスカープロモーション等々。あの有働由美子(元NHK)でさえ、マツコ・デラックスの所属しているナチュラルエイトという事務所に所属している。

「事務所を選ぶならキャスターの所属していない、もしくはいても1人か2人くらいのところを選んだ方がいいのです。さらに、オールマイティな芸能事務所であればタレントとしての仕事を取ってくることもできるため、競合は同じ事務所であってもいないほうがいいんですよ」(前出・芸能プロ関係者)

今はフリーアナも人気と実力だけでは群雄割拠を制することはできない。事務所選びが成功のカギとなるのだ。

  • 佐々木博之(芸能ジャーナリスト)

    宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

  • PHOTO西原秀

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事