レベルが違う!セレブたちが病院に「カネ」「医療機器」続々寄付
元アイドルで女優・歌手として活躍中のセレーナ・ゴメスが、新型コロナウイルス感染者の治療にあたっているロサンゼルスのシダーズ・サイナイ医療センターに、マスクや人工呼吸器を寄付したことがわかった。
セレーナはこのようにツイッターで発表した。
「自らの健康を犠牲にして、患者さんのお世話をしている医療従事者のみなさんに感謝します。マスクと人工呼吸器が不足しているとのことなので、シダーズ・サイナイに寄付を行いました。彼らにはとてもお世話になったから、今度は私が力になる番だわ」
彼女は2018年にこのシダーズ・サイナイ医療センターに運び込まれ、命拾いしている。
持病の全身性エリテマトーデス(免疫性の疾患)の状態が悪化し、2017年夏には生体腎移植に踏み切ったセレーナ。順調に回復していたが、2018年10月、白血球数が危機的に低くなったことを受け、シダーズ・サイナイ医療センターに緊急入院することに。このとき、検査結果に動揺したセレーナがパニック状態となり、点滴を引き抜いて暴れたとも報じられた。
If anyone wants to join @selenagomez and support Cedars-Sinai, please visit our website for more info. ❤️ https://t.co/rM7hm5vYsA
— Cedars-Sinai (@CedarsSinai) March 31, 2020
▲セレーナのツイートに、シダーズ・サイナイ医療センターが反応。一般からの寄付も受け付けていると呼びかけた▲
ところで、このシダーズ・サイナイ医療センターは、つい先日、リアリティタレントで実業家として大儲け中のカイリー・ジェンナーがこっそり100万ドル(約1億1000万円)もの寄付を行っていた大病院だ。
西海岸を拠点にするセレブの御用達病院であり、豪華な“マタニティ・スイート”なる病室を備え、ビッグスターたちのお産病院としても有名である。
ちなみに、リアリティタレントでカニエ・ウェストの妻であるキム・カーダシアンは、長女と長男の出産で同病院を利用。初めてのお産の際は、1泊4000ドル超の特別室を4日間貸し切り、高級家電を大量に持ち込んで院外の高級レストランから入院食を運ばせたとウワサされている。
セキュリティが万全で、プライバシーが守られるとセレブの信頼を集める同病院だが、キムの入院事情や医療記録を6名ものスタッフがリークするという不祥事を起こしたことも。
ちなみにキムのほかには、映画『ブラック・スワン』の女優ミラ・クニスや、シンガーのジェシカ・シンプソン、テレビドラマ『ダークエンジェル』の女優ジェシカ・アルバ、リアリティタレントのニコール・リッチーら、多くの女性セレブらがこの病院でお産した。
ひょっとしたら今後、彼女たちもセレーナ同様に、「今度はわたしの番」と寄付を行うかもしれない。
- 文:原西香
(はら あきか)海外セレブ情報誌を10年ほど編集・執筆。休刊後、フリーランスライターとして、セレブまわりなどを執筆中