性病告白した美人市議が明かす「夫婦の危機、こうして乗り越えた」 | FRIDAYデジタル

性病告白した美人市議が明かす「夫婦の危機、こうして乗り越えた」

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委員会での「性感染症になりました」発言が話題に
委員会での「性感染症になりました」発言が話題に

多くの人に知ってもらいたいことがある

委員会の最中に、大阪の女性市議が「私も性病になりました」と突然告白――。大阪維新の会所属で「美人市議」として知られる宮脇希議員(33)の発言とその真意について報じた前回の記事は、多いに注目を集めた。

<→美人市議が議会で「性病になりました」と突然告白の真意

「事務所にもSNS上でも大いに反響があった」と明かす宮脇議員。ただし、性感染症の怖さとその予防法、そしてもしも感染してしまった時のパートナーとの向き合い方については、伝えきれていない部分があるという。そんな宮脇議員に改めて話を聞いた。

―「性病を伝染された」という決意の発言についての記事が公開された後、反応はいかがでしたか?

宮脇:事務所にも何件か電話を頂戴しました。SNS上では「勇気ある発言だった」「しっかり性の問題に取り組んでくれて嬉しい」というような、概ね好意的な反応でしたね。

反対意見もあるでしょうが、真剣にこの問題の重要性について話せば8割くらいの方は理解してくれるんだな、という感覚を持ちました。「まさか自分がなるはずがない」「自分のパートナーが(性病を)持っているはずがない」と思う人に、引き続きメッセージを届けたいと思います。

―宮脇議員の場合は、現在の旦那さんから結婚前に伝染されたということですが、どのように発覚したのでしょうか?

宮脇:結婚前のある時期に、私が高熱で一週間ほど寝込んだことがありまして。原因が最初分からなかったんですが、いろいろ検査を受けた結果、性器ヘルペスが発覚しました。性病となると感染源は旦那しかいないわけで、これは旦那と話し合うしかないな、と。

そりゃ、最初は冷静な話し合いではなかったです。「病気をもらってきた相手は誰やねん!」と大揉めしましたから(苦笑)。

真剣交際していた相手との性交渉で伝染ったものなら仕方がないとも思いますが、旦那が昔はわりと性について奔放なところがあったことは知っていましたので。旦那が当初、「自分じゃない」と絶対に認めようとしなかったことも私の気持ちに拍車をかけました(苦笑)。

入院時の写真。痛々しい
入院時の写真。痛々しい

―パートナーが性病にかかった場合、お互いに不信感をもつのはよくあるトラブルだと伺います。宮脇議員なら、その解決方法を教えてくれるのではないかと思うのですが。

宮脇:やっぱり、責め合っても仕方がないんです。何の解決にも繋がらないし、前に進まないでしょ。

一番重要だなと思ったのは、まず着地点を決めること。今後二人の関係を続けていきたいのか、それとも別れたほうがいいと思うか。

後者であれば、それで終わりを迎えるのも仕方ない。でも、関係を続けていくのであれば、責めるより先に話し合いをするしかないんですよね。

私たちの場合も、旦那は結婚について真剣に考えてくれていたので、旦那と真剣に向き合って、今まで性についてどう考えてきたのか、どんな性交渉を持ってきたのか、今回の件で意識は変わったのか……ということを確認するための話し合いの場を持ちました。

その結果、過去にどんな女性関係をもっていたかを正直に話してくれたうえで、旦那がちゃんと「いままで性についての認識が甘かった。改めて反省している」と認めてくれたので、そこで気持ちの整理を付けました。

こちらも根に持っていても仕方ない。これで、夫婦間の話し合いは収まりました。

「他に何の病気を持っているかわからないから、検査に行ってほしい」という話をして、性病の全項目検査をしてもらいました。

ここで旦那がなにか誤魔化したり、検査を拒むようなことがあれば、不信感は増していたと思いますが。

それでお互いが不信感を払しょくした後で、過去に旦那が関係をもった女性達にも連絡をしました。その方々にも性病が伝染っていて、さらに広がっていく可能性がありますから。「性病が感染している可能性があるので、検査に行ったほうが良いですよ」と私から伝えたんです。

多少は揉めましたが、結局最終的にはこちらの意図を理解してくれて、病院に行き検査を受けてくれました。

結局、一人が性病になると多くの人を巻き込む可能性があるんです。しかも、みんなが苦しい思いをする。感染にはいろんな原因がありますが、乱れた性意識、性交渉から感染することが多いのは事実。たとえ不特定の人と関係を持っていたとしても、最悪避妊具を付けていたら、感染の可能性はぐっと減らせるわけです。

だから、可能な限り特定の相手との性交渉に限定すること、性交渉に及ぶ際には、避妊具を付けること。自分の経験から、これを訴えていかなければならないと思ったんです。

―特に若い世代に「自分たちにも起こりうることだ」というイメージを持たせる機会を設ける必要があると。

宮脇:大人の場合、基礎的な知識はあると思うんです。やはり、真剣に伝えていかなければならないと思うのは、若い子に対してです。

いまは性行為を行う年齢が劇的に下がっています。出会い方も昔と違って、アプリで簡単に会えるし、雰囲気に流されて関係を持ってしまう若い子もたくさんいるので。

昔より明らかにそういう機会が増えているのはたしか。その是非も含めて論じられるべきですが、まず感染症の怖さについて教えなければならないと思っています。

ただ、そういう教育活動に反対をする人もいます。性感染症の怖さを学生に伝えようとすると、学校や行政などに電話して、「子供の前でこんな話をするとはどういうことや!」と声を上げる。

そういう声に負けてはいけないと思うんです。保護者の方も「自分の子供は性交渉なんてしない。乱れたことはやらないだろう」と思い込んでしまっているところがあって、そこが最大の問題。昔とは性に関する意識も違うし、保護者が考えているよりもリスクは大きい。

保護者の方にも意識を変えてもらって、大人はもちろん、若い子の性感染症を防いでいかなければなりません。

仮にそういう性に関する問題について話して欲しいという依頼があれば私はいつでも行きます。私の体験もすべて赤裸々に話します。それが、訴えかける側の義務だと思っていますから。

繰り返しますが、一人が性感染症にかかると、多くの人が大変な思いをする。一方で、性感染症は各々が意識を高めていけば、ある程度は防げる病気です。このことを、引き続き訴えていきたいですね。

  • 取材・文栗岡史明

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