『報ステ』富川アナコロナ感染で懸念されるテレ朝“クラスター化”

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発熱後にテレビ出演するなど、コロナ感染での対応に疑問だらけの富川アナ(’18年)

テレビの制作現場では衝撃とともに、安堵の声も聞かれるという。

『報道ステーション』(テレビ朝日系)で、メインキャスターを務める富川悠太アナウンサーが新型コロナウイルスの感染検査で陽性と診断された。

同局によると、富川アナは4月3、4日に38度の発熱があったが、その後平熱に戻ったため、6日から通常出勤した。

しかし7日の本番中に痰が絡み、かすれ声に。翌日から息切れを感じるようになるも9日まで出演を続けた。

10日に息苦しさが続き、都内の病院に入院。CT検査で肺炎の症状が見られ、11日にPCR検査を受け陽性が確認された。

現在、せきや発熱、嗅覚・味覚の異常はないという。富川アナの出演中に接触があった番組共演者、スタッフにはすでに自宅待機措置を行っている。

「待機しているスタッフは20人以上。報ステはテレ朝の看板番組で、コロナ禍の視聴率は20%を超える時もありました。しかしこのままでは取材や制作に重大な影響を及ぼします」

とはテレ朝関係者。現時点で富川アナを起点にした新たな感染者は公表されていないが、13日付の「スポーツニッポン」では、《幹部スタッフが発熱して、療養中だと聞いている》と報じている。感染経路は不明だが、一説には「すでに公表されているテレ朝の関連会社スタッフの感染者が働いていたのが、報ステと同じ本社4階だった」という話もある。

ネット上では富川アナとコンビを組む徳永有美アナ、さらに彼女の夫で「肺年齢95歳」と診断されたことのある内村光良を心配する声も……。

「前メインキャスターの古舘伊知郎からバトンを受け継いだ富川アナは、ひとりで重責を背負っていた。自ら率先して取材現場にも足を運んでいた。『自分が倒れるわけにはいかない』という責任感が災いし、コロナ感染を疑うタイミングが遅れたのかもしれない」

一方で、こうした事態が表面化したことに安堵の声を上げているのが、他局の報道・情報番組のスタッフだ。民放キー局の関係者が証言する。

「ドラマやバラエティー番組の制作が新型コロナの影響で滞るなか、そのしわ寄せは報道系の番組に集中している。取材スタッフはあっちへ行ったりこっちへ行ったりで、全員が疲弊しきっている。免疫力も落ちているので、取材記者は『いまコロナに感染したら絶対ヤバイ』と、半分ネタにしていますよ」(ワイドショー関係者)

実際、感染リスクは他の職種に比べて高い。日本のコロナ危機の先駆けとなった“コロナ船”ダイヤモンド・プリンセス号のニュースでは、乗客の下船に密着。テレビ各局は我先にと下船者にインタビュー取材を試みたが、その後取材対象者が「陰性」から「陽性」に変わったケースが相次いだ。

「今にして思えば、恐ろしい話です。さすがに取材者は2週間の自宅隔離になりましたが、日々の取材で感染リスクが潜んでいることに衝撃を受けました」

とは前出のワイドショー関係者。

テレビ各局にとって頭が痛いのは、1人でも感染者が出れば、漏れなく濃厚接触者まで休まざるを得ないことだ。報道・情報番組は今後の生命線。下手に人員が減れば、満足な番組制作もできなくなる。そのため、各局は“感染疑い例”を常習的に隠蔽しているという。

「テレビ業界では“隠れコロナ”の社員やスタッフが増殖しています。私が聞いているのは、民放キー局の午後の情報番組X。そこで発熱や体調不良を訴える者が相次いでいるそうです。しかし、彼らのことは公表されない。局員ではなく、下請けの制作会社のスタッフであることが多いためです。制作会社も制作会社で、公表すると仕事がもらえなくなる。結果、番組存続のためには隠蔽するしかないのです」(別のテレビ局関係者)

前出のテレ朝関係者も、そんなテレビ局の状況に戦々恐々としているという。

「局内で感染爆発するのも時間の問題です。富川アナのニュースはある意味、警鐘を鳴らしてくれた。取材手法や休暇の取り方など、見直さなければなりません」

まさに、「メディア崩壊待ったなし」だ。

  • PHOTO西圭介

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