「コロナ離婚」回避の秘訣を『妻のトリセツ』の著者が緊急提言!

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「脳の違い」を理解すれば大丈夫

5月には新著『コミュニケーション・ストレス 男女のミゾを科学する』(PHP新書)が出版予定の黒川伊保子氏

新型コロナウイルスは肺炎を引き起こすだけでなく、夫婦関係も壊しかねない。会合や残業がなくなり、在宅勤務や営業自粛の要請によって夫婦で過ごす時間が格段に長くなった。週末だけならまだしも、平日の昼間も配偶者と同じ空間で生活しなければならないのだ。

しかも、多くの自治体には緊急事態宣言が発令され、外出も自粛である。夫婦は、先行きが見えないなか、結婚以来おそらく最も長い時間、互いに向き合うことを余儀なくされている。

妻と話すことがなくなった。夫が家事を手伝わない。価値観の相違に我慢ができない――新型コロナは何年もかけて築いてきた夫婦関係を蝕んでいく。

この危機を乗り越えるためには、どうすればいいのか。ベストセラー『妻のトリセツ』の著者で脳科学・AI研究者の黒川伊保子氏に話を聞いた。

ストレスを軽減するために

黒川氏:コロナ・ショックは、夫婦に突きつけられた「人生最大の難関」と言っても過言ではありません。

男性は「欧米に比べれば大したことない」とか、「人類は80億人近くもいるのだから、人口が調整されるのが自然の摂理」などと、いかにも大局的な見地から発言しがちです。

しかし、これは逆効果。女性は他人に共感されることでストレスを軽減させています。「本当にそうだよね」と受け止めることで、彼女たちは安心するのです。

妻に愛されるために

妻のほうは、夫の家事のできなさに改めて絶望しているかもしれません。

妻は日々「ついで家事」を行っています。トイレに立つついでにテーブルのコップをキッチンに持って行く、出入りのついでに玄関の靴を片付ける、などなど。

こうした「名もなき家事」をする妻にとって、一番のストレスが夫の「ぱなし」であることは肝に銘じましょう。コップを置きっぱなし、カバンを居間に置きっぱなし。これらをなくすところから始め、「立ったついでにひとつ何かを片付ける」を習慣にすれば、妻に愛されるはずです。

結婚記念日や誕生日といった、夫婦の絆(きずな)を確かめるイベントも、レストランや百貨店の臨時休業で、お祝いすることができなくなりました。

「よーし、来年、倍返しだ!」などと言って、グレードアップ計画を話し合うしかありませんね。女性は「未来のイベントまでの日々を楽しむ天才」です。夫婦で「先の楽しみ」について話し合うのは、関係を維持するための助けになるでしょう。

先の見えない日々ですが、基本的に男性脳は「問題解決を目指して今を耐える」という考え方で、女性脳は「過去を反芻(はんすう)して今を楽しむ」という考え方で物事に臨みます。だからこそ、夫婦で今を楽しむ方法を工夫してみましょう。

たとえば、「インターネットで調べて、作ったことのない料理に挑戦する」とか、「巨大なサイズのジグソーパズルにチャレンジ」といった具合に。多少の目標があれば、男性脳にも励みになるはずです。

それでもうまくいかずに離婚したいのであれば、それもありだと思います。ただし、結婚相手を替えても同じことの繰り返しであることは覚悟しておきましょう。離婚を決意する前に、ぜひとも『妻のトリセツ』と『夫のトリセツ』をあわせてお読みください(笑)。

 

『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』 新書&電子書籍 好評発売中

『妻トリ』は発売1年半で45万部を突破。『夫トリ』(下)と合わせて、コロナ・ショックの今こそ読みたい

『FRIDAY』2020年5月1日号より

  • 撮影川村悦生

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