パチンコ、ラーメン、風俗店…「緊急事態下」でも変わらぬ東京の姿

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緊急事態宣言が発令されて1週間ほどが経った4月中旬のとある日。「密閉、密集、密接」の“3密”を控えるため、多くの店舗では閉店や午後8時などの処置が取られていた。

宣言後の4月9日には、元立憲民主党の高井崇志衆議院議員が、新宿歌舞伎町にある“セクシーキャバクラ”なる店舗に行っていたことが判明。お気に入りの女性と2時間ほど“濃厚接触”を楽しんだというのだから、議員としての自覚を疑われても仕方がないだろう。

「高井氏本人は離党届を提出しましたが、枝野代表は“議員辞職に値する無責任な行動だ”と激怒。離党を認めずに処分としては最も重い“除籍”にしました。本人はツイッターで《不快な思いにさせてしまったことは誠に申し訳なく、お詫びの言葉もありません》と反省の弁を述べていますが、議員バッチを外す気はないようですね」(全国紙記者)

そんな、トンデモ議員も通った歌舞伎町がある東京都は、全国でみても感染者数の数が一桁違う。

にもかかわらず都内の一部地域では、普段と変わらない風景が広がる。ややもすると、他の店が営業を自粛しているためか、通常よりも繁盛していている店もあるのだから、困惑するばかりである。

まず、記者を驚かせたのは、都内にあるとあるパチンコ店。高級住宅街に隣接しているため、“お忍び”で芸能人が来店することでも知られているホールだ。

店内は座席に張り紙をし間引いて遊技台を解放しているが、座席はほぼ満席。20代と思われる若者も多く来店しており、ほとんどはマスクをしていなかった。

「4月1日からは店内は全面禁煙になっているので、喫煙室は狭い空間に何人もが入ってタバコを吸っていた。まさに“3密”状態でしたね。当然、タバコのときはマスクなんかしていないし、1人でもコロナだったら、クラスターになるね」(居合わせた客)

都内でも人気のラーメン店。通常より半分ほどの行列とはいえ、店内は客がひしめいている。店側にも続けざるをえない事情があるのはわかるが、来客側は「不要不急」と言えるのだろうか

同じ区内にある有名ラーメン店の夕飯どきは、いつもと変わらず行列が出来ている。店の前の歩道には、濃厚接触を避けるためか〇印が付けられている。だが、理想の「ソーシャルディスタンス」と言われる2mの幅は、とてもじゃないが取られていない。

しかも店内は肩を寄せ合うほどの狭さ。客同士だけでなく、店員との距離も近いのが気になるところだ。

「新型コロナウイルス騒動の前と比べると、行列の長さは半分くらいですよ。でも、人気店だから、やはり行列はできちゃいますね。まあ、これだけコロナが蔓延しているわけだから、心配にはなりますよね」(近所に住む住人)

最後は高井議員も足を運んだ歌舞伎町だが、依然として風俗店は営業を続けている。もちろん、店内で“濃厚接触サービス”することは間違いない。

多くの都民が外出を控え、新型コロナの感染を抑えようと努力している。だが、一部の無自覚な利用者が、その努力を無駄にしかねない。

21日には、西村経済再生担当大臣が、営業を続けているパチンコ店を公表する用意があることを明らかにしている。休業補償など、政府と店舗、そして客となる一般人が三位一体となってコロナウイルスに立ち向かうことが大切なのではないだろうか――。

高井議員も通った歌舞伎町では、しっかり営業を続ける店が
  • PHOTO香川貴宏

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