人気アイス「ピノ」の棒がフリマアプリで高額転売の謎を追った

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『エヴァンゲリオン』作中では、敵が張ったバリアを破壊するために「ロンギヌスの槍」は使用された

「捨てちゃダメだ、捨てちゃダメだ!」

かの碇シンジなら、こう言うだろう。なぜなら、人気アイス「ピノ」を食べ終わったあとのゴミが6000円で売れるかもしれないからだ――。

発売45年目を迎える「ピノ」が、4月6日から『エヴァンゲリオン』とのコラボ商品を発売。4月上旬の売上は前年比の1.4倍を記録した。コンビニの在庫がなくなるまで買い占める人が続出し、100個以上の空き箱を並べた写真が、何枚もSNSに投稿されているのだ。

さらに驚くべきは、爆買いしている人々の目当てが、アイスに付属しているピノを「刺す棒」(正式名称:ピック)ということだ。

製造元の森永乳業の広報担当者は話す。

「『ピノ』は、お客さまに喜びをお届けすることを大事にしてきました。その一環として、限定版ピックを見つける〝ワクワク〟を楽しんでいただきたいです」

今回のコラボ企画では限定版ピックが2種類製作されており、ごく稀に通常品の代わりに同梱されている。特に、作中に登場する武器「ロンギヌスの槍」をかたどったピックの出現率は、1%を切っていると推定される。そのレア度ゆえに、フリマアプリ「メルカリ」では、数千円の価格がついた「槍」が100点以上出品され、半分近くが売買成立している。最高出品額は一本で7000円だ。

ピノを買って「槍」を当てるより、メルカリで買ったほうが、コスパがいいのだろうか。ピノを148箱購入した三重県在住の20代男性に話を聞いた。

「最初に6箱買ったが当たらず、ヤケになって爆買いして、148箱目でついに当てました。全部で30店舗まわり、総額2万2348円費やしたので、転売で買う額の4倍近く散財してしまいました。でも、『槍』が出たときは叫ぶほど嬉しかったので、自力で手に入れてよかったです」

手に入れるために数万円を費やさせるほどの魅力が、このプラスティック製のピックにはあるのだ。

現在発売中の『FRIDAY』最新号では、”槍ピック”転売の実態を掲載している。

  • 撮影濱﨑慎治

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