月2万の節約主婦が伝授!「野菜冷凍術」で買い物回数を減らす方法

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
イメージ 写真:ロイター/アフロ

買い物回数「3日に1回」要請 食費の負担増で悩みは尽きない

主婦のLINE上の井戸端会議では「コメの消費が半端ない!」「どうして牛乳が毎日2本なくなるの?」「エンゲル係数が恐ろしい数字を叩き出している!!」という悲鳴にも近いメッセージが飛びかっている。

東京都の小池百合子知事は23日、新型コロナウイルス感染拡大の原因となる「3密(密閉・密集・密接」を解消するべく、スーパーでの毎日の買いものを3日に1回程度に控えてほしい、と都民に要請した。小売業に対しては入店人数の制限や、高齢者や妊婦らの専用時間の設定などを同時に求めている。

実際、都内の新規感染者数は4月26日は12日ぶりに二桁台になったものの、まだまだ予断を許さない状況だ。買い物の制限に加え、大型連休が終わる5月6日までは“ステイホーム週間”として外出を自粛し、自宅にとどまるよう呼びかけている。

しかし、学校の休校要請、4月7日の緊急事態宣言、徐々にテレワークも実施、と主婦たちは家族全員の3食の食事をひたすら作り続けてきた。

だから冒頭のようなSNSでのやり取りの最後は、「家族の“なんか食べるものない?”に応えるため、私たち何回スーパーへ行けばいいの……」という言葉だ。

さらに野菜価格が3月から高騰し(農林水産省・食品価格動向調査調べ)、主婦にさらなるダメージを与えている。外食を控えるようになったため、家庭内での野菜の需要が高まっているからだ。

買い物回数削減と価格上昇という背景もあり、今、主婦の間では「まとめて購入した食品をうまく冷凍保存させる」ことが話題となっている。SNSでは「セルフ冷凍野菜ストック」について書いた、とあるつぶきが34万以上もの“いいね”を受けるほどの切実さだ。

節約しつつ保存も効く冷凍術はあるのか?

そこで、月に2万円の食費でやりくりし、「月たった2万円レシピシリーズ」が大好評のイラストレーターであり、人気節約家・奥田けいさんに、コロナで外出ができない今だからこそ、節約しつつ保存も効く冷凍術について尋ねてみた。

奥田けい:「野菜は鮮度が落ちてしまうので、野菜を買うためにスーパーに行く頻度が高くなっている、という家庭も多いと聞きます。でも、工夫をすれば冷凍に向いていない野菜も冷凍できるんです。

例えば、今の時期おいしい春キャベツは生のままカットして、保存袋にそのまま入れて冷凍可能なんですよね。ただ、解凍後の生食には向いていないので、冷凍のまま炒めたり、汁物に入れて調理すれば美味しくいただけますよ。

大根も冷凍すると解凍した時に食感がブヨブヨして美味しくないのですが、だからこそ煮物やお味噌汁などに入れると味が染みやすくなるのでオススメです。

家計に優しい食材といえば、もやしですよね。ただ、もやしは冷凍をすると匂いがキツくなり冷凍に向いていないといわれています。でも、さっと水洗いをして、そのまま保存袋に入れて冷凍すれば臭みも少々防げます。冷凍したもやしはそのまま炒めて使ってもいいと思います

実は、きゅうりも冷凍できるんです! スライスして塩もみして、軽く水分を抜いてから冷凍保存すると、ポテサラや酢の物にそのまま使えますよ」

ちなみに野菜以外にも使い勝手の良い卵などは安い時に多めに購入するが、冷凍は可能なのだろうか?

なんと生卵も冷凍保存が可能!

奥田けい:「確かには日常的に食卓に出る食材なので、多めに購入しておきたいですよね。意外かもしれませんが卵も生で殻のまま冷凍して大丈夫です! ただ、冷凍すると中身が膨張して殻が割れるので、保存袋に入れて冷凍すれば冷凍庫が汚れるのを防げます。また解凍する際は、冷凍卵を流水にかけて殻をむいて、凍った中身をお皿に置いて自然解凍します。目玉焼きにしたい人は、殻を剥いた冷凍卵をそのままフライパンに乗せ、蓋をして焼けば、いつものような目玉焼きを楽しめます(殻を割って保存すると雑菌に触れてしまう可能性があり、さらにそれを解凍した時に付着した雑菌が増殖する可能性があるので、殻のまま冷凍がオススメです)

ちなみに、ゆで卵は冷凍しないでくださいね。黄身は大丈夫なのですが、白身はボソボソでひどい食感になりますよ」

とはいえ、3食毎回作る上、冷凍の準備をするとなると余計手間が増えるのでは? と、おっくうな気もするのだが……。

奥田けい:「葉物野菜は下茹でしてから冷凍するイメージがあるかもしれませんが、実は葉物野菜は生のまま切ってそのまま冷凍していいんですよ。

私は包丁すら使うのも面倒なズボラ主婦なので、ほうれん草や小松菜、水菜などは水洗いをして、食べやすい大きさに手でちぎって冷凍します(笑)。

手でちぎるのにためらいを感じる人は、調理用バサミで切るのも楽ですよ。100均でも調理用バサミは売っているので、お金をかけず、少しでも手抜きをしたい人にはオススメの調理器具ですよ

自分自身、そして大切な人を守るため、そしてこれまで通りの日常を取り戻すためにも、できるるだけ手間も労力もかけない主婦の「セルフ冷凍」という知恵を活用して、外出自粛の時期をスマートに乗り越えていきたいものだ。

 

◆奥田けい 1990年7月29日生まれ。三重県出身。

大阪樟蔭女子大学学芸学部インテリアデザイン学科卒。卒業後、地元で就職するが、イラストレーターになることを諦めきれず、絵を描きInstagramに投稿し続ける。2015年に上京し、各所で個展を開きつつ、お菓子のパッケージ、音楽イベントのグッズ、書籍のカバー、挿し絵、CDのジャケット、企業パンフレットなどを手掛ける。自身初の書籍『月たった2万円のふたりごはん』(幻冬舎)が10万部のベストセラーに。5月8日にはシリーズ4作目となる最新のレシピコミックエッセイ『月たった2万円の帰りが遅くてもすぐ作れちゃうスピードふたりごはん』が大和書房より発売される。

構成:SUPERMIX

取材・文:知野美紀子(SUPERMIX)

Photo Gallary1

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事