食費月2万の節約主婦が披露!ステイホーム週間“家飲み”レシピ
小池百合子東京都知事は、買い物の制限に加え、大型連休が終わる来月の6日までは“ステイホーム週間”として外出を自粛し、自宅にとどまるよう呼びかけている。こうなったら、“ステイホーム”したまま、できる限り楽しみたいもの。
そこで、話題になっている「ZOOM飲み会(オンライン飲み会)」をグレードアップさせるレシピを紹介する。最新著書『月たった2万円の帰りが遅くてもすぐ作れちゃうスピードふたりごはん』(大和書房)からレシピを紹介してくれたのは、「月たった2万円レシピシリーズ」が大好評のイラストレーターで、毎月2万円の食費でやりくりをしている人気節約家・奥田けいさんだ。“缶ビール&コンビニで購入したおつまみ”から脱皮して、どんなメニューが飛び出すのか!?
奥田けい:「買い物も頻繁に行けず、けれど買い物に行ったからには保存のきく食材を購入しないといけない今、自宅で居酒屋メニューを作るなら“常備しやすい食材を、いかにリメイクするか”がポイントになるでしょう」
そこで冷蔵庫によくある食材を活用して、おつまみレシピを3品を紹介してもらう。3品すべてを作っても、調理時間はたったの15分というお手軽レシピだ。自粛期間に家族の食事を3食作り続けて疲れた主婦の手を煩わすことがないのも嬉しいポイントだ。
揚げ焼きナスの塩こんぶあえ
「ナスは冷蔵庫で10日ほど保存ができます。お味噌汁の具や炒め物にも活躍するナスは使い勝手がいいので、ストック野菜としての購入をおすすめします。風味をよくするために大葉をトッピングしていますが、日持ちしにくいので入れなくても大丈夫です」

<材料>
ナス……2本
サラダ油……大さじ2
塩こんぶ……4g
大葉……3枚ほど
① ナスは縦半分に切り、余分な水分をふきとっておく。
② サラダ油を入れたフライパンに①を入れ、揚げ焼きにし、火が通ったらキッチンペーパーの上に置いて余分な油を切る。
③ ②に塩昆布をあえ、千切りした大葉をのせたら完成。
鶏皮せんべい
「鶏肉を多めに購入し、下味をつけて冷凍保存すれば毎日のご飯作りが少し楽になりますよね。このレシピは冷凍保存する際に外した鶏皮をリメイクして、お酒のすすむ居酒屋メニューにした1品です」

<材料>
鶏皮……100gくらい
塩……少々
七味、マヨネーズ……お好みで
① 鶏皮をクッキングシートの上に並べ、塩と七味を振る。
(鶏皮が大きい場合は手軽なサイズにカットする)
② ①を1〜2分、600wの電子レンジにかけ、鶏皮からでた余分な脂をとる。
③ ②を再度1〜2分電子レンジにかけ、好みの硬さになったら完成。
④ お好みでマヨネーズをつける。
超かんたんおつまみメンマ
「パックに入ったメンマは日持ちする上、“ちょっとお酒のあてがほしい”なんていう時に活躍してくれるので、購入をおすすめします。でも、そのまま食べるより、せっかくならひと手間かけると、一気に居酒屋メニューになりますよ。例えば別のメニューで使った長ねぎやきゅうりを加えてみるのはいかがでしょうか?」

<材料>
きゅうり……1/2本
長ねぎ……1/2本
市販のメンマ……1袋
ラー油……お好みで
① きゅうりと長ねぎを千切りする
② 市販のメンマをボウルに出す
③ ①と②を混ぜ、ラー油をお好みでかける。
買い物へ出かける頻度を減らすことに加え、外出自粛の影響からか平年より野菜が高騰しているのは間違いない。でも、日持ちする食材を賢く選び、より手間のかからないレシピで自宅時間を充実させるゴールデンウィークを過ごすのも悪くないのではないだろうか?
奥田けい 1990年7月29日生まれ。三重県出身。
大阪樟蔭女子大学学芸学部インテリアデザイン学科卒。卒業後、地元で就職するが、イラストレーターになることを諦めきれず、絵を描きInstagramに投稿し続ける。2015年に上京し、各所で個展を開きつつ、お菓子のパッケージ、音楽イベントのグッズ、書籍のカバー、挿し絵、CDのジャケット、企業パンフレットなどを手掛ける。自身初の書籍『月たった2万円のふたりごはん』(幻冬舎)が10万部のベストセラーに。5月8日にはシリーズ4作目となる最新のレシピコミックエッセイ『月たった2万円の帰りが遅くてもすぐ作れちゃうスピードふたりごはん』が大和書房より発売される。
構成:SUPERMIX
取材・文:知野美紀子(SUPERMIX)