来春の「マイル旅」予約はいまが断然狙い目なワケ

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一年後、笑顔で旅を! 各航空会社がマイルの有効期限やエリート会員資格などで“特別対応”中

新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、大型連休後からさらに今夏の旅行も、現在のところ非常に予測しづらい状況だ。現在の事態が落ち着けば、再び旅行できる日が必ず来る!

日系を含む主な航空会社は、発券済みの航空券のキャンセルや変更の手数料無料での対応のほか、マイルやエリート(上級)会員の有効期限を延ばす措置も取っている。手元に残っているマイルの有効期限が迫っている人や、苦労してエリート会員の資格を獲得した「修行僧」には“朗報”と言える。

今回の危機的状況を経て、航空業界も様変わりするかもしれない。機内の衛生管理をはじめ、空港でのスクリーニングや検疫の強化など、今、導入されていることが今後、世界共通でスタンダードとなり、さらに、個々の旅行に対する意識も変わるだろう。

今から約1年後、来春の旅行を目指し、時間があるうちに計画をあれこれと練ってみてはいかがだろうか。航空会社が現在実施する、特別対応の最新情報などとともに紹介する。

ANAをはじめ世界各国の航空会社が「特別対応」でマイルの有効期限延長などを実施している。ハワイ路線で運航されている、ANAの超大型機エアバス「A380」型機。通称「フライングホヌ」

ANAマイレージクラブはマイルの有効期限延長

ANAマイレージクラブ(AMC)から、AMC会員向けに3月下旬、今回の新型コロナウイルスの感染拡大による影響での特別対応についてのメールが送られてきた。

  • ■ マイル・ANA SKYコインの有効期限延長 ※事前申込不要
  • ■ プレミアムポイントの特別倍率での積算(2020年1~6月搭乗分、既に搭乗分含む)
AMC会員向けに2020年3月末に送られてきたメール(一部抜粋)

マイルとANA SKY コイン(コイン)は、2020年3月31日から翌2021年2月28日までに有効期限を迎える場合、2021年3月31日まで有効期限が延長された。

特に、2020年の前半で有効期限切れとなりそうなマイルやコインを多く持っているAMC会員にとっては、貴重なマイルなどが飛行機に乗れないまま消えてなくなる心配が、ひとまずなくなったのは良いニュースと言える。

さらに4月下旬、2020年度のエリート会員の有効期限の1年延長も発表された。

JALマイレージバンクは期限切れマイルのポイント化

一方、JALマイレージバンク(JMB)でも、AMCよりやや遅れて今回の特別対応が以下のように発表された。エリート会員の有効期限延長も4月下旬に追加発表済み。

  • ■マイルを有効期限1年のe JALポイントとして積算 ※事前登録必要
  • ■FLY ON ポイントを通常の2倍で積算(2020年2月~7月搭乗分)

JMBの場合、AMCと大きく異なるのは、マイルがそのまま期限延長とならないこと。有効期限を迎えるマイルが、登録申請後に「1マイル=1.5 e JALポイント」で換算され、e JAL ポイントとして新たに積算される。1ポイント=1円として、JALグループの航空券やツアーの購入などに利用できる。このポイントの有効期限は1年。

正直なところ、マイルがそのまま延長されたほうが、使い勝手が良い。ただ、ポイントへの交換比率は決して悪くないので、次の旅行への航空券購入などにぜひ使いたいところ。ポイント払いで不足する金額分は、クレジットカードなどで追加して支払うことが可能だ。

マイルでの特典航空券、国際線の予約は約1年前から、JALは国内線も

マイルでの旅行(特典航空券)は、飛行機に搭乗する1年ほど前から予約ができる。通常、大型連休や年末年始などの繁忙期は国内線、国際線ともに人気が高い。さらに、特典航空券として提供される座席数も限られているため、すぐに埋まってしまうことも。

ANAとJALでは、特典航空券の予約開始時期は以下の通り。今からだと、来年の春休みごろまで予約が可能だ。

  • 【国内線】
  • ANA・・・半期(夏・冬)ごとの一斉販売
  • JAL・・・搭乗日の330日前から
  • 【国際線】
  • ANA・・・搭乗日の335日前から
  • JAL・・・搭乗日の前日から数えて360日前から
JALグループの日本トランスオーシャン航空(JTA)が沖縄路線で運航する「ジンベエジェット」。ピンクもある

実は、今回の特別対応とは関係なく、「特典航空券は基本、搭乗日や搭乗便などの変更が有効期限内なら手数料無料で何度もできる」のも、ぜひ覚えておきたい。ちょっと先の日程で予約していて、事態の終息にもっと時間がかかりそうなら、さらに先の日程を再予約ということもできる(必要マイルの差額があれば追加マイルが必要)

今の事態が収束しなければ、航空会社の特別対応が延長される可能性もある。その際、特典航空券は通常の航空券と同様の対応となる。例えば、通常時ではできないマイルでの全払い戻しが可能だったり、搭乗日をさらに延期できたりといった対応だ。

ただ、気を付けたいのは、新型コロナウイルスに関しては、航空会社による運休であっても通常と異なり、現金などでの払い戻しに応じないケースが、外資系航空会社などですでに散見される。

外資系航空会社でもマイルやエリート会員の有効期限延長も

一方、外資系航空会社の場合、マイルの有効期限延長のほか、エリート会員に対しての救済措置を早々に発表したところも。例えば、フィンエアーやカンタス航空、ユナイテッド航空、カタール航空などは、「エリート会員の有効期限延長」も同時に発表している(ANAとJALも後日発表)。

外資系航空会社のほうが“特別対応”の内容が手厚いこともある。各社ごとに確認しよう

エリート会員は通常、飛行機の搭乗回数や搭乗ポイントなど応じて提供される、いわゆる上級会員向けサービス。今のような飛行機に搭乗するのが厳しい状況が続くと、エリート会員の資格を喪失する可能性も危惧される。このような措置は適切であると言える。

ホテルも特別対応、「大手」「直接予約」が今は安心

航空券の手配が終わったら、次はホテル選びだ。ただ、ホテルも新型コロナウイルス感染症の影響で、日本国内でも一時休業が相次いでいる。

このような事態だと、ホテルも大手がやはり安心。万が一まだ休業中であっても、近隣にある系列ホテルを紹介してくれる、返金ポリシーがしっかりしているなどの対応が期待できる。例えば、ヒルトン系列のホテルでは、ホテル会員のポイントやステータスの有効期限延長、キャンセル不可の予約であっても変更またはキャンセルに無料で対応している(2020年6月30日まで)

注意したいのは、ホテル予約サイトも含め予約する時は、必ず“キャンセル可”のプランを選ぶこと。さらに気になる人は、ホテルの公式サイトで直接予約するのがおすすめだ。キャンセルする際の手続きが早く、トラブルが起きてもスムーズに対応してくれやすい。最近はホテルの公式サイトなどで最低料金を提供する施設も多い。

多くのホテルで特別対応を実施していて、予約後のキャンセルにも柔軟に対応中だ ※画像はイメージ

外出自粛が要請されている今、自宅にいても旅行の準備はできる。次に行きたい場所の観光スポットや郷土料理などは書籍やネットで気軽に調べられるし、Googleストリートビューを使えばリアルな“妄想旅行”も可能だ。いざ現地に行った時、あらかじめ知っていたほうが旅の充実度がより高まる。

航空会社やホテルなどの予約が通常期よりも柔軟である今こそ、旅の準備期間として過ごしてはいかがだろうか。

■記事中の情報、データは2020年5月1日現在のものです。

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  • 文・写真Aki Shikama / シカマアキ

    旅行ジャーナリスト&フォトグラファー。飛行機・空港を中心に旅行関連の取材、執筆、撮影などを行う。国内全都道府県、海外約40ヶ国・地域を歴訪。ニコンカレッジ講師。元全国紙記者。

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