金正恩「健康不安説」が消えない理由~昔の写真を見れば納得…

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2013年、朝鮮戦争休戦60周年で笑顔を見せた正恩氏

北朝鮮の金正恩委員長(36)が、20日ぶりに公の場に姿を現した。朝鮮中央通信が、5月1日に中部・順川のリン酸肥料工場の完工式に同氏が出席し、テープカットを行なったと報じたのだ。

動静がわからなかった期間、正恩氏には重体説が流れていた。北朝鮮で最も重要な日とされる祖父・金日成氏の生誕日(4月15日)に姿を現さず、その後も消息不明。心臓血管の手術を受けたが術後の経過が思わしくなく、不穏な報道まであったのだ。

しかし、久しぶりに姿を見せたが、体型は以前のまま。健康不安説を完全に払拭できたワケではない。『コリア・レポート』編集長の辺真一氏が語る。

「正恩氏は以前から、体調を疑問視されていました。正恩氏が20代の頃と現在の画像を見比べると、年々体重を増やしているのがよくわかります。まるで別人です。最近では足を引きずり、手首に包帯をしていることもある。恐らくなんらかの疾患で、頻繁に転び手首を痛めているのでしょう。

身長は170cmほどですが、体重は130kgになると言われています。心臓などに相当な負担がかかっているのではないでしょうか」

10年9月、朝鮮労働党の軍事委員会副委員長に抜擢された当時の画像。髪型も若々しい。当時まだ20代半ば(朝鮮中央テレビから)
12年4月。平壌で行われた軍事パレードを視察

正恩氏は、かなりのヘビースモーカーとして知られる。

「本人も、タバコが身体に悪いことを自覚しているのでしょう。16年には一度、禁煙したことがありますが3ヵ月と続かなかった。18年に韓国の高官が訪朝した際、正恩氏があまりにタバコを吸い続けるので、夕食の席で近くに座っていた李雪主夫人に『少し喫煙を控えてはどうですか』と言ったそうです。

夫人は悲しそうな顔で、こう答えたとか。『おっしゃる通りです。でも、私がいくら注意しても止めないんです』と」(辺氏)

飲酒量も相当なものだ。一晩で、ワインのボトルを10本以上あけることもあるという。

「正恩氏の父親・正日は、こう言っていました。『酒量は度量だ』と。どれだけ酒を飲めるかで、人間の器が決まるという意味です。正恩氏と親しいバスケットボールの元スター選手デニス・ロッドマンが訪朝した際、泥酔し宿泊先のホテルの廊下で大便を漏らしたことがあります。テキーラを相当飲んで、前後不覚になったとか。父親の影響を受けた正恩氏も、同じような飲み方をしているハズです。身体に良いワケがありません。

正日氏はたびたび、脳卒中や心筋梗塞で倒れています。それが命取りになりました。独裁体制では指導者は心を開いて話せる相手がおらず、相当なストレスを抱えているのでしょう。正恩氏も重圧を感じ、タバコと酒に走った。食事でも高級な肉や日本の寿司を、好んで大量に食べると言われています。

年々、体重が増えているのもうなづけます。夫人の他に、身体をいたわるよう忠告する人間もいません」(辺氏)

10年前と現在の姿を見比べると、体型が激変したのは明らかだ。どれだけ健在をアピールしても、現状では健康不安説が払拭されることはないだろう。

13年7月。朝鮮人民軍創設81周年の記念イベントで
15年5月。国内の養鶏場や牛の牧場を現地指導
16年7月。ミサイル発射実験現地で指導
昨年12月。党の中央委員会で。アゴがかなりふっくらしているのがわかる
妹の与正とともに
18年4月。南北首脳会談後に文在寅大統領と
  • 写真朝鮮中央テレビ写真ロイター/アフロ

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