追悼・志賀廣太郎さん 売れても団地暮らし“庶民派俳優”の素顔

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北大路欣也(左上)、泉谷しげる(中上)と共に『三匹のおっさん』で東京ドラマアワード受賞式に出席した志賀廣太郎さん(右上)

『陸王』(TBS系)や『三匹のおっさんシリーズ』(テレビ東京系)など、人気ドラマに数多く出演。名バイプレーヤーの志賀廣太郎さんが、4月20日に誤嚥(ごえん)性肺炎のため川崎市内の介護施設で亡くなっていたことが分かった。

志賀さんと言えば、‘19年4月に脳梗塞の疑いのため緊急入院。脳血栓を取る手術は成功し、復帰へ向けリハビリを重ねていた矢先、帰らぬ人となってしまった。

『三匹のおっさん』で共演した歌手の泉谷しげるは、

《しびれるような声の持ち主で物知りでスマホいじりが得意で気がつくと居眠りしてて、いつもマイペースなノリさんが大好き。唯一無二の存在だよ。志賀廣太郎は。だからオレは信じないし受け入れない》

と、番組ホームページで追悼コメントを発表。志賀さんの人柄が偲ばれる内容となっていた。

昨年の入院当時、本サイトの取材に対し所属事務所は、

「4月5日に俳優仲間の舞台を見に行く予定をしていたのですが、来なかったので電話してみたのですが、出なかった。そこで、6日早朝にスタッフが自宅に行って、(倒れていた)彼を見つけたのです。ちょうど仕事が入っていなかったので、観劇の約束をしていなかったら、8日まで連絡を取ることはなかったと思います。そう思うと、本当に怖かったですね」

と間一髪の状況だったことを明かしている。

志賀さんは俳優業の傍ら、桐朋学園芸術短期大学で非常勤講師として、後輩の育成にも積極的だった。

そんな志賀さんの私生活といえば、神奈川県内にある築50年近いエレベーターも無い団地で一人暮らし。ドラマやCMなどに出演していたが、その生活は質素そのものだった。

「長くここに住んでらっしゃるから、団地でも有名でしたよ。ここは駅からちょっと距離があるから、最近はタクシー呼んだりしていたけど、贅沢はそれくらいじゃないかな。部屋は50平米ほどの2LDKで、一人暮らしには十分な広さ。

バカ騒ぎすることもなく、挨拶すれば笑顔で返してくれる。ホント、僕らと同じ“庶民感覚”の持ち主でしたね。あの“いい声”での挨拶が聞けなくなっちゃったと思うと、本当に寂しいですよ」(同じ団地の住人)

スマホなどの操作に明るく、こよなくお酒を愛したという志賀さん。天国でもあの“美声”で、観客たちを魅了するに違いない。

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