タカアンドトシに高須院長…行動すれば叩かれる自粛ストレスの恐怖
「うまい!牛乳サイコーーー!!!!」
お笑いコンビ「タカアンドトシ」のタカが、5月1日に自身のインスタグラムに「#牛乳チャレンジ」と題し、ジョッキに牛乳を入れて豪快に飲む動画を投稿した。
その数日前には相方のトシもタカのアカウントで、牛乳を飲み「牛乳最高!みんな飲もう!」と笑顔で呼びかけた。北海道出身の彼らにとっては、休校などで牛乳や乳製品が余っている酪農家の窮状に動いたわけだが、早速その投稿にもチクリとケチがついた。
《牛乳は仔牛が飲むものですよ。人間が牛乳を飲むことでどれだけの牛が傷ついているか、ご存知ですか?》
「どうやら動物性の食料を一切採らないビーガンの方がこの取り組みに横やりを入れたみたいです。その人がタカトシの取り組みを応援している人とコメント欄で対立しはじめ100回以上の“意見のラリー”が始まったんです。ビーガンという生き方を選択することは自由だと思いますが、経済的に困窮する酪農家たちがいるのも事実。違った価値観の人同士で共存できればいいのですが。やはり自粛疲れでみんなストレスが溜まっているのかもしれませんね」(スポーツ紙記者)
確かにタカトシは牛への感謝の気持ちがあっての行動で、悪意は全くないだろう。それでも、読者同士での言い争いがヒートアップしてしまうのは、新型コロナでの自粛から来る閉塞感が一因かもしれない。
そしてもう一人、一般人に絡まれてしまったのが「高須クリニック」の高須克弥院長だ。
《コメダ老人倶楽部、誰もいない。孤独によわい、可哀想な独居老人の皆さん、どこにいるのか?》
4月26日、客が一人もいない喫茶店にマスク姿で写真を撮り掲載すると“自粛警察”から反対の意見が。
《自分勝手な野郎だ!お前に人の事をとやかく言う資格はねー》《みんな我慢しているんですよ》《これはいただけない お帰りください》
という批判が殺到。高須院長は、
《客が僕しかいないお店では感染しませんしされません》
と反論。しかし高須院長は“自粛警察”からの意見を気にしたのだろうか、あるいは皮肉の意味もあってか、この件の2日後には、屋外のキレイな芝生の上で一人焼きそばを食べる写真を投稿し“兵糧なう”とコメント。
案の定またコメント欄に、
《できましたら、グリーンの上で座る事や飲食はお控えください》《ゴルフ練習場で焼きそば?》
という返信があったのだが、すかさず高須院長は、
《自宅の庭で何を慎むのですか?》
と反論した。
「まさかあんなキレイな芝生が自宅にあるとは、読者の方も思いもしなかったのでしょうね。もしかすると、そういうコメントが来ることを予想していたのかもしれません。高須院長の方が一枚上手といったところでしょう。それにしても有名人のツイッターやインスタの投稿に対し、批判コメントを送ってくる人が増えたような気がします。“自分はちゃんと我慢しているのに”という気持ちが大きいのかもしれませんね」(芸能リポーター)
高須院長は5月15日には、パートナーである漫画家の西原理恵子とゆうに2メートル以上も離れてカウンターの“端と端”に座り食事を待つ姿をツイッターで投稿。彼らしいユーモアたっぷりの画像には、1万の「いいね」が付いている。
新型コロナの蔓延で“自粛警察”が増えつつある昨今。1日も早く事態が収束し、大手を振って飲食店で楽しめる日が来ることを願っているのは、高須院長だけではないはずだ――。
- 写真:つのだよしお/アフロ