コロナ禍沖縄旅行で直筆謝罪の新田真剣佑と無言貫く山田孝之の差
スキャンダルの事後対応でその人の心の内がわかろうというものだ――。
人気俳優の山田孝之、新田真剣佑が5月中旬、沖縄県にバカンスに出掛けていたと「文春オンライン」が報じた。
現在も都内は緊急事態宣言下で、不要不急な外出を自粛するよう呼びかけられている。それを無視して沖縄に出掛けた“山田ご一行”には厳しい声が飛んでいる。
文春オンラインによれば、山田は家族やモデルのNikiこと丹羽仁希らを伴い、5月2週目から沖縄に滞在。現地でクルージングなどを楽しんだという。
なかでも炎上しているのは、女性人気の高い新田。コロナ禍でなければ、ちょうどその頃は主演舞台であり演劇ユニット・地球ゴージャスの結成25周年を祝う舞台『星の大地に降る涙THE MUSICAL』の公演が行われる予定だった。
感染拡大で舞台が中止になったのは致し方ないが、ファンにしてみれば「公演がなくなったからと言って、沖縄に旅行なんて…」となる。しかも現地では恋人と思しき美女と密着する様子まで激写されていた。
「新型コロナで大打撃を受けているのが日本の芸能界。欧米などと違い、世間から不要不急扱いされ、政府による支援や補償も乏しい。各プロダクションはこうした状況に忸怩たる思いでいます。そうした中、今回のような報道が出ると、世間から『やっぱり芸能人はどうしようもない』と言われかねない」(スポーツ紙記者)
ミソをつけたことを察知した新田は21日、ツイッターに署名部分が直筆のコメントを投稿。
《この度は、新型コロナウイルスの収束に向けて頑張っている方々がいる中、自分の軽率な行動で皆様に不快な思いをさせてしまったこと、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。また、沖縄県民の皆様にも心から謝罪致します》
と謝罪した。
前日20日には同行したNikiもツイッターで「私の軽率な行動により、関係各所の皆様に多大なご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんでした」と騒動を詫びている。
そんななか、唯一、無言を貫いているのが山田だ(22日現在)。文春オンライン上では山田の所属事務所が不適切行動を謝罪し、本人を厳重注意したとしているが、肝心の山田本人の反応がわからない。
「良くも悪くも、山田さんが所属するスターダストは放任主義。仕事とプライベートをはっきり区切り、私生活にはほとんど干渉しない。いまだ本人がコメントしていないところを見ると、山田さん自身が謝罪する意義を感じていないのかもしれません。事務所もネット配信ドラマ『全裸監督』などに主演する山田さんには強く言えない部分もあろうかと思います」(芸能プロ関係者)
対照的に新田の所属事務所は、本人に直筆署名入りの謝罪声明を出させた。
「ベタな謝罪文を出すと、かえってやっつけ感が出て批判を招く。本人の直筆で出させた辺りのテクニックはさすがです。Nikiは誰よりも早い20日にSNSで騒動を謝罪。こちらはネットで大炎上しているのを見て、慌てて釈明したようです」(音楽関係者)
こうやって見ると、山田は自分のポリシーに従って口をつぐみ、新田は女性ファンや芸能界全体のことを考え、事務所主導で謝罪。Nikiは炎上に驚き、即座にコメントを投稿したように映る。
誰が一番正しい選択をしたかは分からない。どう判断するかは、我々ひとりひとりだ。
- 写真:島 颯太