志村けんさん「歴代の恋人」が初めて明かす天才芸人の素顔と苦悩 | FRIDAYデジタル

志村けんさん「歴代の恋人」が初めて明かす天才芸人の素顔と苦悩

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「飼い犬の写真をよく見せてもらっていました」と里菜さん(左)。志村けんさんは大の動物好きだったという
「飼い犬の写真をよく見せてもらっていました」と里菜さん(左)。志村けんさんは大の動物好きだったという

まだ気持ちの整理がつかない

あまりに突然の別れだった。3月29日、志村けんさん(享年70)の訃報は深い悲しみとともに日本中を駆け巡った。

『ザ・ドリフターズ』のメンバーとしてデビューして以来、45年以上も日本のお茶の間に笑いを届け続けた志村さん。今年は朝ドラ「エール」でドラマ初出演を果たし、山田洋次監督作品「キネマの神様」では映画初主演を予定するなど、これから新たな境地を開拓していく……はずだった。

だが、その無念さは仕事のみならず恋愛も同様だったのかもしれない。

「私自身、まだ現実を受け入れられていませんが、亡くなる直前まで笑顔でいたけんさんの姿を知ってほしいと思い、自分の気持ちを整理するうえでも、彼との思い出を話すことにしました」

こう話すのは、新垣結衣似のモデル美女・里菜さん(仮名・27)。志村さんの亡くなる直前まで、時間をともにしていたという。いわば、「最後のガールフレンド」だ。大きな瞳を潤ませながら、里菜さんは稀代のコメディアンとの逢瀬を思い返す—。

「最後にデートしたのは、けんさんが発症する6日前、3月11日のことです。麻布十番のスパの個室で楽しんだ後、お寿司をご馳走になりました。けんさんはいつもアプリで自分の睡眠の質をチェックしていて、会う度に『今日はこれぐらい熟睡出来た』と嬉しそうに話をしてくれるんです。

でもその日のけんさんは、朝ドラや映画など色々なお仕事を抱えていて、少しストレスを抱えていたんでしょうか、『普段やらないことを一生懸命やっているから不安で寝れない』『疲れがとれない』とこぼしていましたね。だから、その日はあまりお酒は飲まれなかったです。私も心配になって『けんさん、今日はもう帰ろうね』と声をかけて、いつもより早くにお別れをしました。

まさかあの日がけんさんと会う最後になってしまうなんて…」

志村さんは17日に新型ウィルスを発症。19日までは自宅療養を続けていたが、発熱や倦怠感を訴え、20日に都内の病院へ緊急入院となった。重度の肺炎と診断され、人口心肺装置による懸命な治療も虚しく、帰らぬ人に。入院からわずか9日後のことだった。

庶民的な一面も

「変なおじさん」や「バカ殿様」などの陽気なキャラで知られる志村さんだが、プライベートで見せる素顔は物静かだったという。里菜さんが続ける。

「私が初めてけんさんに会ったのは今年の2月です。複数人の食事会で同席をしました。志村さんにはテレビでみるような陽気なイメージがあったんですが、実際に会うと寡黙な方でビックリしました。でもお酒に酔うとニヤニヤしながら女の子の胸を指で突っついてくるんです。『リアルバカ殿様』でしたね(笑)。

食事会の後は2人きりで行きつけのスパに連れていってもらい、男女の関係になりました。この日、けんさんと私は同じ色の靴を履いていて、私が『お揃いだね』と言ったんです。そしたら、それから会う時はけんさんは必ず同じ靴を履いてきてくれました。私が『今日も一緒だね』と言うと『そうだね。嬉しいね』とはにかむんです。その優しさと笑顔が今でも忘れられません。

知り合ってからは一週間に一度ほど、スパに行った後、高級なお店で食事をしたりしながら色々なことを教えてもらいました」

国民的スターである志村さんだが、彼女とのデートでは庶民的な一面を覗かせることもあったようだ。

「食事に行く前にスーパーに寄って買い物をすることあって、鮮魚売り場で魚を見ていると『俺は鮭のこの部分が好きなんだ』と教えてくれることがありました。世間からはスターと言われてますが、けんさんは決して偉ぶったりしないんです」

メディアでも自身のお笑い論について多くを語ってこなかった志村さん。しかし、里菜さんにはこんな哲学を明かしていた。

「一度、志村さんは自分のお笑いのスタイルについて話をしてくれたことがありました。『普通はお笑い番組ってオチでドカーンと爆笑を狙う。でも俺が一番大事にしたいのはオチまでのフリ。そこが最も重要なんだ。フリが良ければオチなんてなんとでもなる』と言っていました。『俺は志村が面白かった、じゃなくて、志村のあのシーンが最高だったと言われると本当に嬉しいんだよ』って」

里菜さんは言葉を詰まらせながら、志村さんとの別れをこう話す。

「あの日、けんさんが事務所のマネージャーさんが一人辞めてしまうという話をしていて『マネージャーをやらないか?』と誘ってもらったんです。すぐに答えが出来ず『考えてみるね』と返事をしたままで…。もっと近くでけんさんを支えたかった。まだまだ話をしたいこと、教えて頂きたいことがたくさんありました…」

彼が生きた証を…

芸能界きってのモテ男として知られていた志村さん。本誌はいまから3年前、半年近く志村さんと交際関係にあったという早紀さん(仮名・25)からも話を聞くことができた。

「本当は志村さんとの思い出はずっと心の内に秘めたまま、自分のものだけにしておこうと思ってました。でも、志村さんが亡くなられてから私生活や女性関係についても色んな報道が出てきて、なかには本当かどうかも分からないものまであって…。それで私が知ってることが少しでも志村さんの生きた証になればと思い、取材を受けることにしました」

早紀さんが初めて志村さんと会ったのは3年前だという。

「私がガールズバーで働いている時に、志村さんに声をかけられました。その場で『可愛いね』と言われ、キスをされました。憧れの人だったので舞い上がってしまい、連絡先を交換して、その1週間後に食事に誘ってもらいました。その日の内に男女の関係になりました」

早紀さんは、麻布十番の高級マンションの一室で撮影した志村さんとの写真を見せてくれた
早紀さんは、麻布十番の高級マンションの一室で撮影した志村さんとの写真を見せてくれた

よほど早紀さんを気に入ったのか、出会って1ヵ月も経たないうちに、志村さんはこんなお願いを申し出たという。

「志村さんは麻布十番に高級マンションを持っていましたが、ある日、『ここに住んだら?』と言ってくれました。また『俺の子供を産んでほしい』とも言ってくれて…。私も志村さんの子供であればと思い、『嬉しいです』と答えました。その後、男女の関係ではなくなりましたが、そのことは今でも良い思い出です」(早紀さん)

別れた後も彼女は、志村さんが心を許す友人の一人として、交友関係を続けていた。

「志村さんを囲んで食事会を開いたこともあります。その中には、彼と親しくなって、その後お付き合いした子もいました。志村さんはいつも紳士。特に女性に対しては横柄な態度は絶対にしませんでした。女の子を無理に持ち帰ったりしないし、遅くまで引き止めることもありませんでした。終電がある子に対しては志村さんの方が時間を気にしてくれるんです。その優しい雰囲気に女の子のほうがメロメロになっちゃうんです」

友人たちと一緒に飲むことも多かった
友人たちと一緒に飲むことも多かった

早紀さんは、志村さんが見せる素顔についてこう話す。

「志村さんはにんにくが大好きで、青森の農家さんから直接買ってきては、行きつけのお店に渡してました。もちろんお酒も大好きで、お寿司であれば決まって芋焼酎。ウイスキーだと炭酸割りが好きでした。飲み方は炭酸を後から入れて混ぜずに飲む『志村スタイル』と呼ぶもの。志村さんはよく『昔より飲めなくなった』とぼやいてましたが、私たちから見たらものペースは驚くほど早かったですよ(笑)」

朝ドラ俳優としても活躍した志村さん。時にはコント師として、役者としての演技論を語る場面もあったという。

「一度、食事会に女優の卵さんがいた時があって、そこで志村さんは『演技は演じるものではない。演技をすることは嘘になるから素でいくべきだ』『コントも自分がまず楽しまないと意味がない。演じていたらそれはもうコントではなくなってしまう』とアドバイスをしていました。真剣な顔でお話をされていたので、その言葉はよく覚えています」

志村さんはいつも真摯だったという
志村さんはいつも真摯だったという

女性は大好きです。志村さんは女の子と飲んでる時は顔がいきいきしていて、女性の話題になるとラインは即返信が来ます(笑)。でも、それは裏を返せばどこかに寂しさがあったんだと思います。元々、志村さんは心配性の人なので、私や女性といることでその不安を和らげたかったんだと思います。

ラインも夜中の2時頃に突然来たりして、明け方までずっとやり取りを続けることもありました。志村さんはずっとそばにいてくれる女性が欲しかったんだと思います」

場を楽しませることを一番に考えていたという志村さん
場を楽しませることを一番に考えていたという志村さん

志村さんの訃報を聞いた時の心境を早紀さんはこう振り返る。

「正直、今も信じられていない状態です。追悼番組で志村さんの映像が流れても、まだ見れないんです。またいつものようにひょっこり『可愛い子いませんか』って志村さんから連絡があるんじゃないかって今でも思ってしまうんです」

お茶の間のみならず私生活でも数多くの女性達から愛された喜劇俳優。その死はあまりにも早過ぎた――。

酔っぱらっても姿勢を崩すことはなかった
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早紀さんは、志村さんとのキスショットも見せてくれた
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早紀さん(写真右端)が連れてきた美女と会食する志村さん。飲み会では仕事について真面目に語ることも
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早紀さんのスマホには、仕事先での写真やプライベートの姿など、様々な写真が送られていた
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