中村倫也『中村さんちの自宅から』の“カレシ感”がハンパない

NHK朝ドラ『半分、青い』、先日「イッキ見SP」が好評を博した『凪のお暇（いとま）』をはじめ、数々のテレビドラマや映画、CMで大活躍。いま最も勢いのある超人気俳優 中村倫也のYouTube動画『中村さんちの自宅から』シリーズが、初回の再生回数100万超えと、とんでもない数字を叩き出した。

緊急事態宣言が出された日の翌週４月17日から、所属事務所トップコート公式YouTubeアカウントにて配信された同作は、だいたい週５日ペース、５月25日時点で32回更新している。

撮影も編集も一人でこなすからこそのプライベート感

モニターに映し出される中村は、ラフな部屋着にブルーカット用のメガネをかけ、自宅でリラックスした表情を浮かべている。毎週月曜日に自身のツイッターで「僕に何か聞きたいことありますか？」と質問を募集し、毎回２万件近く寄せられるリプライの中から質問をピックアップし、超マイペースに答えていく内容だ。

そこに番組スタッフの気配はなく、撮影もひとりで行っているのが分かる。そう、この動画が人気の理由は、この“プライベート丸出し感“なのだ。さらに、YouTubeにありがちな過剰なテロップが一切入らないせいもあり、視聴者との距離感が限りなく近くに感じられるからか、「すぐ隣に倫也がいるみたい」「倫也とテレビ電話してるみたい」と、錯覚を起こす女子が急増している。

「寝起きで〜す。今日も（髪の毛のクセが）絶好調です。なんでここハネるんだろう？　メガネかけてるから？　メガネかけなくてもハネるからなぁ！　ふふふ」

部屋の片すみに座りながら甘くまったりとした声で質問に答えていくのだが、爆笑までいかないクスッとした笑いを交えた “ひとりしゃべり”が妙に心地いい。

「前世はなんだと思いますか？」という質問には、しいたけが嫌いだから、しいたけにまつわるトラブル、恨み、トラウマがあったはずと前置きをして、「やっぱかっこいいのがいいし、侍じゃないですかね。町で起きたトラブルを解決しようとしたときに、悪いやつが出てきて死んでしまう。団子屋の娘に『お侍さん！』って起こされながら。そして、最期はしいたけがこっちを見てる。『あ〜最期に見るものがしいたけかい』って。しいたけ侍。実写化したい人は僕まで。はははは」と、独特な笑いを誘ったり、

「手のひら、指の長さを教えてください。お願いします。教えていただけたら、安眠できる」という質問には、「すごいよね、本気なんだろうね、この人。その本気さがなんか怖いから嫌です」とバッサリ！　だが、そこに“やな奴”っぽさは微塵もない。むしろこの塩対応に「キュンと来る」という声も多い。

ゆるゆるクッキングでの料理姿に妄想を掻き立てられ…

そして、不定期で配信される「ゆるゆるクッキング」では、美しく保たれた自宅のキッチンで料理する姿を披露。長ネギとなすの味噌汁、玄米と雑穀米のご飯、チンゲン菜と豚ロースの炒め物、アボカドとクレソンの和え物。味つけにピエトロドレッシング和風醤油味を使うなど、高級食材を使わなければ今ドキの映えも意識しない。ただただ“自分のためにつくる手料理”と、ときに味つけを忘れたり、胡椒をシンクにぶちまけたりするおっちょこちょいな一面に、コメント欄をのぞくと、女性ファンたちの妄想は止まらない様子だ。

・「わぁ〜美味しそうだねぇ」ってバックハグされながら耳元で言われてるような気分になりました。

・白菜、倫也さんの鼻が隠れるサイズがちょっとどのくらいか分かんないんで私の家に来ていただいて一緒に作ってもらっても良いですか？

・ねえ倫也くんいつも量多くない？　って思ってる人へ、私の分ですごめんね

・私後ろから抱きしめられてる…(錯乱)

・最近は「倫也が痩せてる私が好きだって言ってたから…！」と、毎日筋トレに励んでます。

思わず「こんなの無料で配信していいんですか？」と心配になるレベルで、中村倫也の魅力を惜しみなく大放出している『中村さんちの自宅から』。死んでも手が届かないはずなのに、“手が届きそう”と、錯覚を起こしてしまう“飾らなさ”が最大の決め手だろう。

いよいよ自粛要請が解除され、おそらくこの配信もそろそろ終わりが来るだろう。刻一刻と迫る中村との別れ。果たして妄想彼女らは耐えられるのだろうか？