コロナ分析で注目のジョンズ・ホプキンス大は人材と資金が凄い

実は知る人ぞ知る名門校 全世界の感染者データをまとめ一躍有名に

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ボルティモアにあるジョンズ・ホプキンス大学の本校。ここから車で1時間ほど離れた同大学の大学院に留学していた長島昭久衆議院議員は話す。「J・カーター大統領の補佐官だったズビグニュー・ブレジンスキーの講義を受けた。国際問題についても多くのことを学べました」

ニュースでは連日、各国の新型コロナウイルス感染状況が報じられているが、その中で必ず引用されるのがジョンズ・ホプキンス大学の統計データだ。あまり聞き慣れない大学だが、実はハーバード大学やスタンフォード大学と並び立つ、アメリカ・メリーランド州に位置する私立名門校。医学分野では実に16人以上のノーベル賞受賞者を輩出している。

同大学に留学経験のある北海道大学の上出(うえで)利光名誉教授は話す。

「ジョンズ・ホプキンス大学の研究機関の中で最も有名な公衆衛生大学院には、2000人の大学院生に対し、約1000人の教員が在籍。また、アメリカ国立衛生研究所から、公衆衛生関連予算の約2割強の研究費を獲得しています。ここまで資金と人材が充実した大学院は世界中どこにも見当たりません」

旧五千円札の肖像画でお馴染みの新渡戸稲造も、1884年に同大学に留学。のちにアメリカ大統領になるW・ウィルソンと知り合い、約30年後にウィルソンが提唱した国際連盟の事務次長に就任した。

唯一の「新型コロナ感染者ゼロ県」である岩手県の知事として、その政治手腕が注目されている達増(たっそ)拓也氏も、同大学の大学院で国際関係学を学んだ。

「公衆衛生学で名高いジョンズ・ホプキンス大学で学んでいたことで、行政による感染症対策の重要性を認識していました。そのため、実は13年前に知事に就任したときから、このような事態に備えた対策を練っていたんです。今回のコロナ対策でも、東京や大阪から岩手に来た人に、早い段階から2週間の外出自粛を要請する決断ができました」(達増氏)

医学の名門校の卒業生たちが、世界各国でコロナ対策に辣腕を振るっている。

麻疹やジカウイルスに関するデータ可視化の研究を行っていた教授と学生らが、ノウハウを生かしマップを作成

『FRIDAY』2020年6月5日号より

  • 写真Getty Images Johns Hopkins University公式HP

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