プロが教える「就活Zoom面接」必勝6大テクニック

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「かつてない就活」で戸惑う大学生たち。Zoom面接など、新しい手法が採用されている。 イメージ(写真:アフロ)

パナソニックやシャープ、トヨタ自動車は、2020年度の新規採用面接を全面オンラインでの対応とした。時間、労力、費用を削減できるオンラインでの面接は、アフターコロナの“新たな就活様式”になっていくだろう。そこで主戦場となるのが、ウェブ会議サービスの「Zoom」だ。

武蔵野学院大学で“就職率100%”のゼミを率いた吉井伯榮(よしいはくえい)客員教授が明かす、誰でも上手くいく「Zoom攻略法」。そこには就活だけではなく、日々の授業や仕事にも活かせる「新しい生活様式」のリアルが詰まっていた! 

誰もがオンライン面接初心者、だからこそ逆転も可能

新型コロナウイルスの感染拡大によって、学生にとっても、企業にとっても、かつてない就活を余儀なくされています。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、リアルでの採用試験・面接をすぐに開始することは困難でしょう。そこで各企業が取り入れているのが、オンラインでの面接。最終面接だけはリアルで行うと予測をしていたのですが、すべての採用過程をオンラインで行う企業も多くなりそうです。

この劇的な変化は、コロナ禍の今年度だけにとどまるとは思えません。これまで採用に関するコストがかなりかかっていましたが、オンラインなら、時間、準備段階の労力、費用を大幅に削減することができるからです。つまり、学生の就活対策の中に「オンライン面接」が含まれるようになりました。

やることが増えたからと嘆くことはありません。むしろ、これはチャンスととらえるべきです。オンライン面接は、東大生であろうが、いわゆるFラン大学生であろうが、全員が初心者。これからは、オンライン面接が上手い学生が、希望する企業の内定を勝ち取る時代になるということです。

そこで、Zoom面接を成功させるための、6つのポイントをご紹介したいと思います。

1.リアルと同じタイムスケジュールで動く

リアルの試験でしたら、「10〜15分前に会場に到着」するのが鉄則。なんなら1時間前に会場の近くに着いて、カフェでエントリーシートを再確認をするくらいの余裕がほしいところです。

一方で、オンラインの試験は自宅で行う学生がほとんどだと思います。着替えや身だしなみを整える準備の時間はあるにせよ、移動時間はゼロ。「それだったらギリギリまで寝て……」というマインドではうまくいきません。

リアルと同じように1時間前には準備万端の状態をつくりましょう。準備とは、服装や身だしなみのチェックはもちろん、Zoomの状況を確認することも含まれます。

◆Zoom面接前のチェックポイント

ネットが正常に動作しているか

パソコンやタブレット、スマホの電源は足りているか

画面に余計なものが映り込んでいないか

照明が自分の顔にきれいに当たっているか

2.笑顔を2割増しで盛る

Zoomでは、誰か1人が話し、それをほかの参加者は聞いている状況になります。そのときに、ただ黙って表情も動かさずに聞いてしまうと、ぶっきらぼうに映って、とても印象が悪くなってしまいます。Zoomでの表情は、普段の20%増しで豊かにしないと相手にいい印象を与えられません。

120%の笑顔。いきなり言われてもむずかしいですよね。そのためには練習が必要です。Zoomは無料版でも40分までレコーディング機能を使えますから、自分が相手にどのように見えているのかを簡単に把握することができます。

面接でニコニコ笑うことで「なんでこの子はこんなに余裕があるんだろう」と思わせたらしめたもの。その理由を聞かれたら、「Zoomを普段から使っているので、慣れています」と返せば、新しい時代に対応できていることが相手に伝わりますから。

3.自分の話は30秒でまとめる

面接がリアルからオンラインになっても、話す内容を変える必要はありません。自己紹介なら、①挨拶、②名前、③名前の分解、④出身地・住んでいるところ、⑤所属、⑥趣味・嗜好、⑦最近興味のあること・ハマっていること、⑧抱負、という構成にして①から順番に話していけば、誰でも完璧な自己紹介をすることができます。

これまで自己紹介を1分で話すことを提唱してきましたが、Zoomだと同じ人が1分話してしまうと、とても長く感じてしまいます。Zoom面接では、普段話すよりも短くまとめることを心がけましょう。

1分で話そうとしていたことは、半分の30秒で収める。「端的に、簡潔に」がオンライン面接で話す秘訣です。どのように話しているか、聴き取りやすいのかも重要ですので、レコーディングした自分を見て予習・復習をしましょう。

4.聞く姿勢はバラエティ番組の「ワイプ」を参考に

自分が話をしているときはもちろん、話を聞いているときの態度や姿勢を面接者は見ています。これはリアルでも、オンラインでも同じです。

話を聞いているときの表情で参考になるのは、テレビのバラエティ番組でよく使われている「ワイプ」です。VTRが流れているときに、スタジオにいるタレントさんがリアクションする姿が映っている小窓のことですね。

ワイプ芸なんて呼ばれる言葉もあるようですが、ワイプに映っている表情が上手い人とそうでも人の差は歴然です。自分から見て「この人は好印象だな」という人を見つけてみてください。奇しくもいまはテレビもリモート収録になっています。無料で勉強できる、いい参考書になるはずです。

5.カンニングペーパーをつくる

学生から見たZoomの最大の利点は、面接中にカンニングができるということではないでしょうか。パソコンでしたら、Zoomと一緒にWordやメモなどを開いて見ることができます。

台本をつくって一言一句そのまま話すとおかしくなってしまいますから、気をつけるポイントを5つくらい書いておくのがおすすめです。「笑顔」「姿勢」「話し方」など、単語でもいいかもしれません。

私もZoomでの取材が増えてきたので、この手法を使っています。話をすることを想定して、Wordに書いておく。そのまま画面共有をすることもできますから、就活生だけでなく社会人にも使えるテクニックです。

Wordなどのカンニングペーパーだけでなく、自分の表情をチェックすることもお忘れなく。鏡だと思って、自信と笑顔に満ちた自分を演出しましょう。

6.締めのときに頭を垂れすぎない

通常の面接で退席する際は、頭を45度に傾けて深々とおじぎをするのがよしとされています。ところが、Zoomで同じことをするのは得策ではありません。

Zoomが終了するときは、ブツリと切断されてしまいます。だからこそ、最後は笑顔の印象を残したい。そうすれば、面接者にいい余韻が残って、「あの学生、笑顔がいいな」と覚えてもらえたら最高ですよね。そのためには、表情をしっかりと見せないといけません。頭を下げて下を向いていたらダメなんですね。

終わりよければすべてよし、ではないですけど、最後はオーバーアクションくらいの笑顔でオンライン面接を終えるようにしましょう。

これらはいずれも練習を経て身につくことができる攻略法です。就活は段取りが8割。予習復習が結果を左右します。1人でもZoomの練習はできますが、友達や家族に見てもらうと、自分では気がつかないポイントを指摘してくれるはず。新しい就活に柔軟に対応して、希望の企業の内定をつかめることを祈っています。

◆吉井伯榮(よしいはくえい)

1953年生まれ、群馬県出身。武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部客員教授、一般社団法人日本パーソナルコミュニケーション協会代表理事。大学では、アップルジャパンやセブン&アイをはじめとした一流企業内定者を続々と輩出し、就職率100%を誇るゼミを12年間率いた。その一流企業内定メソッドをまとめた『Fラン大学でも東大に勝てる 逆転の就活』(光文社)が発売中。

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  • 取材・構成奥山典幸

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