コロナ騒動で一時休戦も、六代目山口組が再び強める「神戸潰し」 | FRIDAYデジタル

コロナ騒動で一時休戦も、六代目山口組が再び強める「神戸潰し」

コロナは高齢化するヤクザ社会にも影響が大きく、組織として機能しなくなっていたのだが…

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昨年の元日、初詣に訪れた司忍組長。今年1月には特定抗争指定暴力団に指定され、組織的活動が著しく制限されている
昨年の元日、初詣に訪れた司忍組長。今年1月には特定抗争指定暴力団に指定され、組織的活動が著しく制限されている

「新型コロナの感染流行のため、静かにしており、緊急事態宣言発令前から実質、抗争は休戦状態でした。六代目山口組の司忍組長は78歳、髙山清司若頭は72歳です。六代目山口組に限らず、ヤクザの幹部クラスには高齢者が多いので、とてもナーバスになっています。

まず稲川会で感染者が出たとされ、各組織でコロナ対策が取られるようになりました。さらに志村けんさんが亡くなったことで潮目が変わりました。ヤクザの事務所には住み込みのような組員がいましたが、今はいなくなった。会合の自粛で本部の意向を組員に示す場がなくなり、今後、組織としてのまとまりが弱くなっていくことも考えられます」(暴力団に詳しいライターの鈴木智彦氏)

コロナ禍が暴力団を直撃している。経済活動の縮小でシノギは激減。勢力拡大のための抗争もままならない。ところが、緊急事態宣言が解除されるや、きな臭い動きが再び始まった。

「昨年10月に髙山若頭が出所してから、六代目山口組は神戸山口組に対して攻勢を強めています。このところ、コロナで休戦状態でしたが、5月30日には岡山市で六代目山口組系大同会幹部が神戸山口組系池田組の若頭を銃撃する事件が発生。しかし神戸山口組は最近、幹部が相次いで引退しており、すぐに報復するだけの余裕はなさそうです」(実話誌記者)

分裂騒動から5年。六代目山口組にとって、いまは、神戸山口組よりも新型コロナのほうが脅威なのかもしれない。

『FRIDAY』2020年6月19日号より

  • 撮影朝井 豊

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