「アホ共よ」大戸屋が震撼!買い手企業会長「問題発言連発」社内報

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6月5日、外食チェーン大戸屋ホールディングスの従業員やフランチャイズ店のオーナーたちが、経営陣に対し「株式会社コロワイドによる株主提案に対する反対意見」を提出したことが明らかになった。コロワイドは、大戸屋HD株の約19%を取得し買収を計画。6月25日の株主総会に向け、取締役を刷新すると提案したのだ。

経済ジャーナリストの松崎隆司氏が語る。

「コロワイドの提案は唐突でした。これまでコロワイドは、大戸屋の友好的な買収を目指していましたが、反発は収まらない。なかなか進展しないため、手法を変えたのかもしれません。

そもそも居酒屋の『甘太郎』や焼肉チェーン『牛角』、『かっぱ寿司』などと積極的にM&Aを繰り返し成長したコロワイドとは社風が合わない、というのが大戸屋従業員の反対理由です。

大戸屋は徹底した現場主義。美味しい食事をその場で作り客に提供するのをモットーに、店内で作る料理にこだわってきました。一方コロワイドは本部のキッチンで作った素材を配送し、各店舗で最終調理しています。この手法なら、大幅にコストが削減され店内作業も減らせるというのです」

〈会長の独特の言い回し〉

大戸屋HDの従業員が反発するのは、株主提案や経営方針だけではない。「反対意見」ではコロワイド経営陣による、大戸屋への暴言なども問題視。17年2月の社内報「COLOWIDE TIMES」商魂号外編での、蔵人金男会長の「挨拶」が抜粋されている。以下が「反対意見」に載った、問題視された社内報の文章だ。

〈コロワイドが、レインズを買収して5年。未だに挨拶すら出来ない馬鹿が多すぎる。お父さん、お母さんに躾すらされた事がないのだろう。家庭が劣悪な条件で育ったのだろう。閑散とした家庭環境の中で育ったのか。蚊の無く様な声で●△×…挨拶。個人的に張り倒した輩が何人もいる。

生殺与奪の権は、私が握っている。さあ、今後どうする。どう生きて行くアホ共よ。

昼飯時間は、11:30〜13:00迄に済ますこと。〉(原文ママ)

文中に出てくる「レインズ」とは、コロワイドが買収した「牛角」の運営会社だ。会長の挨拶は社内報が出た直後からネット上に拡散し、コロワイドに批判が殺到。同社は次のように謝罪している。

〈当該文はビジネス・商売の基本となる考え方を述べたものであり、本来はそちらがメインとなるものでありますが、当該文の表現につきましては、弊社グループの社員はもとより、株主様等も株主総会などで耳にされております弊社会長の独特の言い回しで書かれておりますことから、今回はその本来の意図が伝わらず、お騒がせする事態となりましたことを、 深くお詫び申し上げます〉(コロワイドのニュースリリースより)

蔵人会長の発言の背景を、前出・松崎氏が解説する。

「コロワイドの社員に話を聞いたことがありますが、会長は普段から少し乱暴な言い回しをするそうです。決して悪意はなく、会ってみれば温かい人柄がわかると。ただ上場企業の幹部の発言ですからね。その影響力を考えれば、慎重に言葉を選ぶべきでしょう」

発言の真意をあらためてコロワイドに聞いた。

「本来の意図が伝わらず、お騒がせする事態になった事を改めてお詫び申し上げます」(広報部)

火種が残ったまま、大戸屋HDはコロワイドに買収されるのだろうか。松崎氏が語る。

「コロワイドが大戸屋の筆頭株主とはいえ、持ち株は19%ほど。6〜7割は個人です。彼らの動向によって、事態は大きく変わるでしょう。買収成功の可能性はフィフティフィフティだと思います」

終息が見えない大戸屋HD従業員とコロワイドの争い。最大の山場となる株主総会は6月25日に行われる。

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