手越はどうなる? 元NEWS山下と錦戸「脱退後に明暗」の理由 | FRIDAYデジタル

手越はどうなる? 元NEWS山下と錦戸「脱退後に明暗」の理由

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愛称の「山P」はジャニーズの先輩・滝沢秀明から命名されたという山下。性格も温厚で男性スタッフのウケもいい(19年5月撮影)
愛称の「山P」はジャニーズの先輩・滝沢秀明から命名されたという山下。性格も温厚で男性スタッフのウケもいい(19年5月撮影)

アイドルグループ・NEWSの手越祐也(32)がジャニーズ事務所を退所したことで、デビュー時は9人いたNEWSはとうとう3人にまで縮小してしまった。脱退したメンバーのその後は様々だが、ここへきて対照的な姿を見せているのが、2011年に同時に脱退を発表した山下智久(35)と錦戸亮(35)だろう。

脱退後、山下はソロ歌手として、錦戸はもう1つの所属グループであった関ジャニ∞のメンバーとして活動していた。その違いはあれど、2人はともに高い演技力を持ち、その後も変わらず俳優として絶大な人気を得続けていた、というところは共通している。どちらもグループやジャニーズの看板に頼らなくとも十分やっていける実力を持っていたことから、ここ数年は「いつジャニーズを辞めるのか?」と常に話題に上がり続けてもいた。

そしてご存じのように、錦戸は昨年9月に突如、関ジャニ∞からの脱退とジャニーズからの独立を発表。一方の山下は、今もジャニーズにとどまり続けている。

この対照的な判断は、その後どのような結果となって表れたのか? 端的に言うと「山下は絶好調、錦戸は苦戦」である。

とくに、最近の山下の活躍ぶりは目を見張るものがある。2018年は主演映画『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』が興行収入92.4憶円という大ヒットを記録。その後は得意の英語を生かし、海外進出も果たす。

2019年には中国映画『サイバーミッション』に出演。さらに現在は、huluで配信中の海外ドラマ『THE HEAD』にも出演している。こちらはエミー賞受賞プロデューサーが総指揮を執る大型国際ドラマ。アメリカやイギリス、スペインなど各国の実力派俳優が終結したもので、決してジャニーズ忖度ドラマというわけではない。

ストーリーは、南極の科学研究基地で起こった殺人事件を解明していくというサバイバルスリラー。その中で山下は「犯人なのか!?」と思わせる主要登場人物の一人を演じており、これがなかなかの熱演で評価も上々なのだ。

実は山下は、念願だった海外進出を目指すうえで、昨年9月にアメリカの事務所と契約している。ジャニーズが事務所の二重在籍を認めたということであるから、これは異例のことだ。山下といえば、やはり昨年、ジャニーズタレントとしては初めての公式Instagramも開設している。ジャニーズはそれまで所属タレントの個人のネット活動を認めていなかったため、こちらも異例中の異例として、当時大きな話題となった。

忍耐の山Pと強引な錦戸

このように山下は、ジャニーズにとどまりながらも忍耐強く事務所と交渉し、結果的に自分の望む方向へと道を進めていっている。

一方、事務所からの独立という形で、自身のやりたい道を探ることを選んだ錦戸はというと……。こちらも退所翌日に公式サイトとSNSアカウントをオープン。Instagramは1日で30万以上のフォロワーを獲得し底力を見せつけた。その後もライブツアーを開催、ソロアルバムもリリースするなど順調な再始動を見せていた。

ところがここへきて、コロナウイルスの影響でその勢いが突如失速する。5月に予定していた、親友・赤西仁(35)とのハワイでのライブが中止に。その後は目立った音楽活動ができていないうえ、演技力を評価されていた俳優活動のほうも、懸念されていたようにさっぱりオファーがないようだ。

また独立当初こそ、早い再始動が「仕事が早すぎる!♡」とファンを喜ばせたものの、時間が経ってみると、その強引な手法が裏目に出始めている。「小器用すぎる」、「今まで応援してくれたファンを捨てるように去った」、「関ジャニを辞めて赤西と組むって失礼じゃない?」などと、批判の声が増えているのだ。

ここへきて明暗が分かれ始めた2人の現状について、ジャニーズ事情に詳しい芸能記者に理由を聞いてみた。

「デビュー後にジャニーズを辞めた人で、その後もドラマ出演できている人となると、ほとんどいません。今年、元・タッキー&翼の今井翼さん(38)がNHK大河ドラマ『麒麟がくる』に出演したことが、わざわざニュースになったほどです。山下さんはもともと温厚な性格で、人の話も辛抱強く聞くタイプと言われています。

対して錦戸さんは、何事も勘が良く器用にこなせてしまうため、少々せっかちなところがある。ジャニーズに残らないと俳優活動ができない現状はどうかと思いますが、山下さんのように穏便に、粘り強く事務所と話し合いを続けたほうが、錦戸さんも結果として自分のやりたいことができたかもしれませんね」

現在の二人の対照的な姿は、実力の違いではなく、性格の違いによってもたらされたもののようだ。

  • 取材・文奈々子

    '72年生まれ。愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

  • 撮影山田宏次郎

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