<figure id="attachment_120307" aria-describedby="caption-attachment-120307" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="40f079b4"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/07/c84e6e2ac768efcb3869fc47f2c39229.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-120307" class="wp-caption-text">コロナ禍の中でも、北米への中古車の輸出はストップすることなく、大黒ふ頭は船に積むための中古車で溢れていた。最近では、海外の中古車市場への高額転売を狙った、往年の国産スポーツカーの盗難が相次いでいるという</figcaption></figure>
日産のスカイラインGT‐Rやトヨタのスープラなど、’80～’90年代に青春を過ごした若者たちが憧れた国産スポーツカーがズラリと並んでいた。
上写真は横浜・大黒ふ頭。これから海外に輸出される、船積みを待つ中古車の待機場所である。どれも何世代も前の型落ちで、走行距離は10万㎞前後。日本では見向きもされないが、海外では大人気なんだとか。とくに北米では飛ぶように売れるのだという。
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「本来、右ハンドルは例外を除いて北米では登録できません。ただしカナダでは15年、米国では25年、製造から経つと登録可能になるんです。映画『ワイルド・スピード』シリーズやプレイステーションのレースゲームに日本のスポーツカーがたくさん登場したことで爆発的な人気になりました。日本車はもともと性能が高いうえ、２年ごとの車検整備で、メンテナンスがしっかり行われているので、四半世紀を経ても極上の中古車が少なくありません。米国では20万㎞超えの中古車が平気で売られていますから、10万㎞程度では新車みたいなものなんです」（自動車ジャーナリスト・加藤久美子氏）
右ハンドルのちょっと古いスポーツカーが、いま海の向こうで愛されている。
<figure id="attachment_120308" aria-describedby="caption-attachment-120308" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="df9ceae4"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/07/f29c844945c791ae1d3108cf2a0ce05c.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-120308" class="wp-caption-text">北米に輸出され、現地でカスタムされたスカイラインGT-R（R34）。マニアたちは自分好みに改造して楽しんでいる</figcaption></figure>
<figure id="attachment_120309" aria-describedby="caption-attachment-120309" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="c4e73fb9"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/07/61d397a7fcf51202b8722397e8630c6f.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-120309" class="wp-caption-text">クルマ系人気ユーチューバーとして知られる米国在住のスティーブ氏。旧車の日本車をこよなく愛する</figcaption></figure>
『FRIDAY』2020年7月3日号より

加藤博人

横浜・大黒ふ頭には日産のスカイラインGT‐Rやトヨタのスープラなど、’80～’90年代に青春を過ごした若者たちが憧れた国産スポーツカーが並ぶ。日本では見向きもされない車が海外、とくに北米で売れている。

古い日本のスポーツカーがいま北米でバカ売れする理由

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