元阪神エースが指摘!「二軍でくすぶる藤浪」の次の活躍場所

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なかなか復調の兆しが見えない藤浪。このままでは移籍が現実味を帯びてくる(写真は6月3日のソフトバンクとの二軍戦)

「このまま阪神にいても、藤浪の復活は難しい。環境を変えるのも、一つの手だと思います。2m近い大きな身体をいかすために、国内だけでなく幅広く次の活躍場所を探すべきでしょう」

こう語るのは、阪神の元エースでメジャーでも活躍した藪恵壹氏だ。

藤浪晋太郎(26)が、なかなか窮状を脱せない。プロ入り初めて未勝利に終わった昨季からの復活を目指す今季は、3月に女性を含む飲み会に参加し、新型コロナウイルスに感染したことが判明。5月には練習に大幅遅刻して矢野耀大監督の逆鱗に触れ、二軍降格を言い渡された。

「藤浪は二軍でも右胸のハリを訴え、別メニューで調整していました。6月26日のソフトバンク戦では好投しましたが、それでも本来の投球には程遠い内容。3回で2四球と、相変わらず制球難は克服できていません。二軍の若手選手たちは、腫れ物に触るように接していますよ。指導陣も、どう接していいかわからないというのが本音でしょう。不調が続いているとはいえ実績のある投手なので、今さらとやかく口出しはできませんから。遠巻きに、本人が調子を取り戻すのを黙って待っている状態です」(スポーツ紙記者)

もはや阪神では、浮いた存在になりつつあるようだ。心境一新のために、移籍の話も出ているという。

「藤浪の制球難は、技術的なことが要因ではありません。精神的な問題でしょう。環境を変えれば、復活できる可能性は十分あります。今年はコロナの影響で開幕が延期になったため、トレードの期限は9月末まで延びました。移籍先として有力なのは、大阪桐蔭高時代にバッテリーを組んだ森友哉のいる西武。前年に阪神で0勝だった榎田大樹が18年に西武に移り、11勝をあげた実績もあります。ただ、まだ具体的な話にはいたっていません」(球団関係者)

他球団で活躍したら責任問題

だが、前出の藪氏は国内トレードの可能性は低いと見る。

「藤浪は地元・大阪出身でドラフト1位で入団した、阪神の顔です。そう簡単に手放さいでしょう。もしトレードに出し、移籍先で榎田のように活躍されたら球団は相当叩かれますよ。育成がなっていないと、責任問題になります。ましてや同じセ・リーグのライバル球団で本来の投球をされたら、阪神にとって大きな脅威です。リスクを負ってまで、藤浪を出さないと思います」

やはり藤浪は、阪神で復活を期すしかないのだろうか。藪氏は「阪神での復調亜は難しい」と語り、「次の活躍場所」として意外な移籍先を明かした。

「メジャーです。米国で投げた私の経験からすると、藤浪の球威と体格の大きさはメジャー向きだと思います。同じく長身で高校時代に『ビッグ3』と並び称された大谷翔平が、あれだけ活躍しているんです。ローテーション入りできる可能性は十分ある。打線の強力なチームなら、田中将大や岩隈久志のように2ケタ勝てるのではないでしょうか」

メジャー移籍は、精神面でもプラスに働くという。

「阪神という球団は、良くも悪くも常に注目される存在です。ましてや実績のある選手なら、なおさらでしょう。ミスをしたり期待を裏切ればスタンドから容赦ないヤジが飛び、グラウンドを出ればタニマチがほおっておかない。気が休まる時間が少ないんです。メジャーなら、プライベートまで勘ぐられることはほとんどありません。野球に専念できる環境が整っています。

藤浪には、なるべく早くメジャーに挑戦してもらいたい。コロナの影響で試合数が削減されたため現実的には難しいでしょうが、今オフにもポスティングを利用してもらいたいですね。阪神は、度量を持って対応してほしい。もし藤浪がメジャーで結果を残せなければ、再び受け入れるような懐の深さをね」(藪氏)

日本で極度の不振に苦しむ男が、海を渡って復活を遂げる日は来るだろうか。

  • 写真時事通信社

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