ジャニーズ退所の手越祐也が起こす「芸能界の超地殻変動」
Twitterのフォロワーはすでに100万人越え! 地上波に頼らない新しい芸能活動
ジャニーズでは唯一無二の存在。
それが芸能界の手越祐也(32)評だ。
たとえば人脈。上写真は昨年、赤坂で大騒ぎしていた手越だが、そこにはベテラン俳優やミニスカ美女らに交じって、スーツで決めた実業家、ストリートファッションに身を包んだ輩(やから)風の男、マスコミ関係者の姿もあった。
「裏社会に顔が利(き)く人物もいたそうです。半グレとの記念写真が流出したことがあるくらいだから別に驚きはしませんが、安倍昭恵さんとまで繋(つな)がっていたのは衝撃でしたね(笑)。退所のキッカケとなったのは緊急事態宣言下での“キャバクラ手越”飲み会でしたが、あれも実業家との会合に花を添えるため、手越が美女を呼んだという話でしょう? アイドルじゃなければ、『デキる男だね』と褒(ほ)められる場面ですよ」(芸能プロ幹部)
一方で母子家庭や子ども食堂に弁当を届けるボランティア活動に従事。とにかく人脈の幅が広いのだ。
「バラエティ以外、これといって強みがない手越流のサバイバル術ですよ。いずれジャニーズを辞めると決めていた彼は、着々と人脈を広げ、強力なブレーンの獲得に成功した。ランボルギーニを乗り回すなど、当座のカネにも困っていない。〝怖いものなし〟なんです。あのジャニーズ事務所でもアンコントローラブル。事務所幹部は匙(さじ)を投げていました」(元ジャニーズJr.で作家の平本淳也氏)
周到な準備があるからこその「スーパーポジティブ」なのだ。
今回の退所劇にしても、即座にTwitterとYouTubeチャンネルを開設。発表後数日で会見場をおさえ、SNSとPR会社を使って告知。生配信でチャンネル登録者数増を狙う――と手越の動きは素早く、戦略的だった。
「複数のユーチューバー事務所で争奪戦になっているようです。ただ、軸になるのはファンクラブでしょう。元『光GENJI』の諸星和己(49)は独立後、十数年にわたってファンクラブ会員数1万人をキープ。年会費が8000円だったので、それだけで年商は8000万円です。元『KAT-TUN』の赤西仁(35)が5万人、香取慎吾(43)ら『新しい地図』は20万人もの会員がいるといいます。だからこそ、手越は『ファンは裏切らない』と言い続けているのです」(前出・平本氏)
ただ、いまだ地上波はジャニーズ事務所の影響下にあり、赤西ら独立組の出番はない。退所にあたり、藤島ジュリー景子社長(53)、滝沢秀明副社長(38)に面会を拒否された手越も望み薄だ。「地上波での露出がないとファン層が広がらない」(民放幹部)と危惧する声もある。
「手越とフライデーされたきゃりーぱみゅぱみゅ(27)はイベント事業を母体とした『アソビシステム』の所属。いま、同社のような新興勢力が台頭しつつある。すでに芸能界の地殻変動は始まっている。手越がNetflixなどの動画配信サイトでメガヒットを飛ばせば、大きな風穴が開くでしょう」(放送作家)
ピンチはチャンスとなるか。
『FRIDAY』2020年7月10日号より
- 撮影:結束武郎、西原秀、高塚一郎