コロナでステージ全滅も冠二郎は31歳差妻とラブ×2ステイホーム

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
‘16年に31歳年下の味菜子夫人と結婚した冠二郎

「3月に入ってからは、すべてのステージが流れました。7月いっぱいは1本もございません。8月からは予定としては入っていますが、それが実現するかどうかはまったく分かりませんね……」

緊急事態宣言解除後も、東京都ではいまだに50人前後の新規感染者を出している新型コロナウイルス。その影響はNHK『紅白歌合戦』にも出場したベテラン演歌歌手・冠二郎をも直撃していた。

「最近、歌仲間や後輩歌手たちから連絡が来るんですよ。『日々の暮らしが成り立たない』と。そんな不安の声をたくさん聞きますね。コロナ対策で1000人キャパの会場に300人や500人しか入れられないとなると、大勢のスタッフさんも関わるわけですし、それじゃ成り立たない。どんなに有名な歌手だろうが、ステージが出来ないという現状は非常に厳しいですね」

新型コロナの影響は、芸能界に暗い影を落としている。大人数が集まるコンサートが全滅状態にあり、歌手だけではなく、音響や照明などの技術スタッフなども厳しい状況にあるという。

「3月のステージが流れたときに、半年間は無収入になるだろうと覚悟しましたよ。つまり、コロナ禍でステージは当分、無理だろうと。それにステージというのは会場やらポスターやらの準備があるわけで、半年前からは企画しないとダメなんですね。となると7月8月に予定が決まらないと、年内のステージは厳しいかなあと思っていますよ。

とにかく、借金さえしなければなんとか何とかなるんじゃないかと。生活を切り詰めながらも、次の仕事まで“冠二郎”を落とさないように覚悟をして生活しています」

‘67年にデビューした冠は、‘77年にドラマ『海峡物語』(テレビ朝日系)の主題歌「旅の終わりに」でブレイクし、有名歌手の仲間入り。‘91年「酒場」、‘92年「炎」と立て続けにヒットを飛ばし、2年連続で紅白に出場。‘95年にもふたたび紅白に出ている。

最近の冠といえば、‘15年に年齢を“5歳サバ読み”していたことが発覚して騒動に。その後、翌‘16年には31歳年下の味菜子さんと結婚したことは大いに話題になった。

「“年齢サバ読み”報道の前年には口腔がんの手術をして、“もう歌手活動はダメじゃないか”なんて落ち込んでいたんです。そこに“年齢サバ読み”が報じられたでしょ。もう、終わったと思いましたね。週刊誌から事実確認の問い合わせが来たときは、本当に編集部に殴り込みに行こうと思いましたもん(笑)。

でも、なぜかその報道で冠二郎が脚光を浴びちゃいまして、その翌年には味菜子に出会って結婚することもできた。昨年1月は虚血性心不全の手術を受けて復活したと思ったら、今年はコロナでしょ。ここ5年間は本当に波乱万丈でしたね」

今年3月には、味菜子夫人とデュエット曲『あなたは男でしょう』をリリース。夫婦ユニット『ジロー&ミナ』として、彼女は歌手デビューすることになった。

「昨年からデュエット曲の企画がありまして、藤あや子さんや友近さん、それにコロムビアの後輩歌手などの名前も上がっていたんです。たまたま事務所の社長が“話題的にも奥さんと2人でどうだろうか”とレコード会社に提案したんです。そうしたら、オモシロいって話になって。

カラオケボックスに発声練習に行ったときに、彼女も一緒に来て歌ったりしていて知っていますから、決して歌がうまいというワケではあませんが、人間が素直で温かいのでそれが声に出ているんですね。なので、自信はありましたね」

『あなたは男でしょう』は冠が35年前にソロで歌い発売している。今度はデュエット曲としてリメイクされたワケだが、その曲を作曲したのが味菜子さんの父親である稲沢祐介氏なのだ。

「彼女は初め、デュエットで歌うのを嫌がっていたんですが、私のためならやりましょうと。出来上がった歌を聞いてレコード会社もすごく納得してくれて、それじゃあ新曲『湯の町慕情』と合わせて両A面で行きましょうということになったんです」

突如、歌手デビューすることになった味菜子さん。その本心を彼女に聞いてみると、

「父が作った歌ですから小さいころから何度も聞いてきましたし、この歌で冠二郎という歌手の存在を子どもの時に知ったわけなんです。それを、まさか自分が歌うとは思ってなかったです。社長さんがプロの方より奥さんでやったほうが温かいんじゃないかと言われ、コロムビアさんも応援してくださって。

レコーディングのときは父も母も来てくれて、本当に喜んでくれましたし、昔の歌がまた命を吹き込まれるのは悪いことじゃないなって。ただ、冠さんの株を落とさないよう、プレッシャーはありましたけどね。ある意味、開き直ってやりました(笑)」

と、テレ笑いを見せる。だが、デビューしてすぐに新型コロナが日本中に猛威をふるうことに。“歌手の妻”として不安は無かったのだろうか……。

ステイホーム中は妻とトランプや料理などを楽しんだ冠二郎

「冠さんが急に“来年も歌えないんじゃないか”と、不安を口にすることはあります。この1年は落ち着かなくてもしょうがないかなとは思っていますが、1日も早く歌える日が来ればいいなと思っているんですが……。でも、ステイホームで冠さんと料理したり、例えばギョウザを一緒に包んでくれたり、楽しかったですね。トランプでポーカーして対戦表つけて遊んでました。家にずっと一緒にいても、意外に息が詰まらずに生活できるんだなって思いましたね」

3月以降、コンサートは全滅。そんな冠をステイホームで支え続けたのが、味菜子さんだった。冠は笑顔で彼女の存在の大きさについて語る。

「やはり歌い手なので、人前で歌えないのは本当に辛いです。でも、昨年はデビュー以来、一番忙しい年でしたし、結婚しても全国を飛び回っていました。ですので、ステイホームになり、3年の結婚生活の中で、こんなにずーっと味菜子と一緒にいたのは初めてですね。僕の口癖は“もう何もいらない。味菜子さえ居ればいい”ですから(笑)。

1分1秒でも居たいというのが本心なんですよ。コロナ離婚なんて言われてますが、私たちは“コロナ愛”ですよ。こんなに愛おしい宝物はないってことに気付かされていますよ。また笑顔がカワイイんだぁ(笑)。71歳まで独身で孤独でしたから、今が一番幸せですね」

最後はノロケ話で締めた男・冠二郎。演歌界の“アニキ”はコロナにめげず、これからもファンのため、妻のために歌い続けることだろう――。

  • 取材・文荒木田 範文(FRIDAYデジタル芸能デスク)

    埼玉県さいたま市出身。夕刊紙、女性週刊誌を経て現職。テレビやラジオにも出演中

  • 写真冠二郎氏提供

Photo Gallary2

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事