藤井聡太七段「殺害予告」で将棋会館にパトカー緊急配備の厳戒態勢

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6月28日夜、将棋会館から帰路につく藤井聡太七段(奥)。対局者の渡辺三冠は一人タクシーに乗り込んだが、藤井七段の車には警備の人間が同乗した

6月28日の朝、東京・千駄ヶ谷の将棋会館に原宿警察署のパトカーが停まった。警官が報道陣を手で制し、周囲をうかがう。その15分後、棋聖戦第二局に臨む藤井聡太七段(17)が、玄関に降り立った。

「最近の藤井さんはトップ棋士を次々倒している。彼に勝ち越している人は、もうほとんどいません。挑戦中の棋聖、王位どちらのタイトルも取れる可能性が高いと思います」(将棋担当記者)

この日の対局で藤井七段は現在名人にも挑戦中の渡辺明三冠(36)に完勝し、2勝0敗とタイトル奪取に王手をかけた。

だが、その裏での運営方の心労は並大抵ではなかった。理由は対局5日前、彼の地元・瀬戸市役所に入った「殺害予告電話」だ。日本将棋連盟は厳戒態勢を敷き、当日は記者会見なし、会館の2階以上へは関係者以外立ち入り禁止とした。

「将棋を指している時の藤井さんは、本当に〝取り憑かれている〟という感じですし、第二局の内容を見る限り、対局に影響はないと思いますが……」(同記者)

7月1日からは王位戦もはじまった。その第一局は、愛知県豊橋市が会場だった。

「市役所とご家族を通じて瀬戸警察署に被害の通報があって以来、愛知の大切なヒーローでしかも未成年者の藤井君を守ろうと、県警は捜査一課も投入し、本腰を入れて捜査している。もちろん身辺警護班も結成しました」(愛知県警担当記者)

17歳の彼が心おきなく天賦の才を発揮できるよう、大人も全力を傾けている。

対局当日、将棋会館を訪れた原宿警察署の車両。対局後にも再び会館周辺を警戒する警官の姿が見られた

『FRIDAY』2020年7月17日号より

  • 撮影蓮尾真司

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