前澤友作氏「ゴルフ仲間に剛力彩芽を紹介」で見える次の野望
その夜、ZOZO前社長の前澤友作氏(44)は上機嫌だった。
6月下旬の夜11時頃、東京・西麻布の高級焼き肉店から、おそろいのポロシャツを着たガッチリ体型の若者たちが外に出てきた。ガヤガヤと陽気に話しながら、“主役”を待っているようだ。
しばらくして、若者たちとまったく同じポロシャツを着た黒マスク姿の前澤氏が登場。仰々しく暖簾(のれん)を持ち上げながら頭を下げる従業員に対し、満面の笑みで会釈すると、外に待たせてあった送迎車に乗り込んだ。前澤氏を追いかけるように小走りで店から出てきたのは、最近復縁したばかりの女優・剛力彩芽(27)だ。
送迎車が走り出すと、若者たちは頭を下げてお見送り。すると後部座席の窓が半分下げられ、前澤&剛力は彼らに笑顔を向けた。
クルマを見送った若者のポロシャツの背中には、「MZ GOLF CLUB 72」の文字……。この夜は、何の集まりだったのか。
「彼らは前澤さんのゴルフ仲間ですよ。前澤さんはコースに出るだけでなく、年に数回はティーチングプロを連れてゴルフ合宿を行い、打ちっぱなしに行けば1000球は打ち込むという超がつくゴルフ好き。練習に付き合うメンバーはヘロヘロです(笑)。ビジネスで大成功を収めた前澤さんですが、『ゴルフだけは思うようにならないから面白い』と言ってます」(前澤氏の知人)
12年ほど前にゴルフを始めた前澤氏の目標は、パープレイ(スコア72)でラウンドすること。コロナ禍でも、ソーシャルディスタンスを取りながら練習を続け、最近、ついにその悲願を達成したという。
「この夜は、そのお祝いだったんです。おそろいのポロシャツも、スコア72達成記念に作ったものです」(同前)
10年越しの悲願を達成した前澤氏は、ゴルフ以外も絶好調だ。
お年玉やひとり親支援として、昨年1月から合計24億円もの「現金ばらまき企画」を実施。6月29日には「お金配りおじさん」として商標出願したことを自身のSNSで報告した。前出の知人が、カネを配りまくる理由について語る。
「カネを配って話題を呼び、フォロワーが増えれば、その分いろんな声が集まる。これは、新たな事業につながります。事業が儲かればまた配り、再び新しい事業を始める。前澤さんは、そういう壮大な野望を抱いているんです。今度は誰にどうやってカネを配ろうか、前澤さんはいま、そればかり考えているはずです」
ばらまきについて巻き起こる賛否両論も、本人の計画のうち、というわけか。



『FRIDAY』2020年7月17日号より
撮影:西圭介