さらば青春の光とミルクボーイの再会に「お笑いファン感涙」のワケ

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激売れていないときは本当に人気がなかったというが…

<大阪時代に客数人の演芸場で共に切磋琢磨したミルクボーイさんと大東京のテレビ局で会いました。まさか当時立ってた汚ねえ小屋の舞台よりも数倍広い楽屋で会える日が来るとは。ちょっと泣きそうになったなぁ。また落ち着いたらチューハイ一緒に飲みましょね。>

お笑いコンビ・さらば青春の光の森田が7月5日に突然投稿したツイートが、コアなお笑いファンの間で話題となっている。昨年のM-1グランプリで優勝したミルクボーイと、キングオブコントの決勝に計6回出場したさらば青春の光は、ともに実力派。とはいえテレビ番組などでは、この二組が一緒になる機会はほとんどないため、一般の人にはその関係は伝わりづらいだろうが、さかのぼること10年ほど前、この二組は大阪で切磋琢磨した「お笑い同志」なのだ。

大阪在住のコアなお笑いファンは、このツイートを見てこんな感想を漏らす。

「ツイッターを見たとき、本当に懐かしくなりましたよ。ミルクボーイは07年に、さらばは08年に大阪でプロとして活動を始めています。二組は事務所こそ違えど、芸歴が近いうえに芸人仲間からも実力を認められていたコンビだったので、事務所を超えて同じ舞台に立つことがよくあったんです。

ワッハ上方という、大阪・難波にある演芸資料館のなかに小さなホールがあって、そこで二組が一緒に出ているライブを見たことを覚えています。当時はピン芸人だった、霜降り明星の粗品も出ていたはず。とはいえ、当時はどの組も売れてなかったので、来ている客はコアなお笑いファンばかり。森田さんがツイートしたように、数人だったと思います。その時の二組が、東京の大きな舞台で一緒になるというのは、やっぱり感慨深いんですよ」

さらばとミルクボーイは若手芸人の登竜門と言われる「ABCお笑い新人グランプリ」で競い合ったこともある。二組が同グランプリの本戦に進出したのは2011年のこと。当時飛ぶ鳥を落とす勢いのウーマンラッシュアワーに優勝はかっさらわれたが、この大会に出たことで、二組が関西の若手お笑いファンにアピールしたことは間違いない。

またコアなファンの眼からは、この二組の間にこんな”因縁”も透けて見えるんだとか。

「昨年のM-1で披露した『コーンフレーク漫才』が話題になったミルクボーイですが、彼らは昔からあのような『Aなのか、Bなのか』ということを言い続ける”リターン漫才”をやっていました。

一方のさらばは、コントが得意と思われていますが、実は16年のM-1グランプリの決勝に進出している。この時披露した『能か、浄瑠璃か』という漫才が、ミルクボーイのリターン漫才に似てるんじゃないかと、当時お笑いファンの仲間内では話題になりましたね。いま見返すと全然違うものであるとわかるんですが、当時テレビであのネタを見たとき、『さらばはミルクボーイのネタをパクってるんじゃないか?』と疑ったことを覚えています(笑)」(同)

売れない頃に切磋琢磨した芸人が、お互いテレビにも出る人気者になってから、東京で再開…となれば、森田の感慨もひとしお、というところだろう。森田のツイッターと言えば、普段は下ネタや芸人仲間の悪口がほとんどなだけに、突然の「ほっこりツイート」はお笑いファンの心をつかんだようで、このツイートは4000以上のいいねを獲得。「感慨深い」「なんか泣けてくる…」などのコメントが寄せられている。

霜降り明星やEXITらの「第七世代」の活躍が著しいお笑い界。さらば青春の光、ミルクボーイは彼らよりひと世代上にあたるが、この「偶然の再会」がきっかけとなって、今後新しい展開が生まれるのか、前出のファンも注目しているという。切磋琢磨していたころを思い出しながら、若い芸人たちに負けない活躍を見せてほしいものだ。

  • 取材・文蒼月章

    関西で生まれ育ったお笑い好きライター。いま気になる芸人はデルマパンゲとニッポンの社長

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