脚本家と交際報道の酒井法子を直撃も…VTRお蔵入りの「舞台裏」 | FRIDAYデジタル

脚本家と交際報道の酒井法子を直撃も…VTRお蔵入りの「舞台裏」

芸能リポーター・石川敏男の芸能界”あの出来事のウラ側は……”⑨

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‘09 年には覚醒剤取締法違反で逮捕された酒井法子。もし、別の相手と結婚していれば……(‘18年)
‘09 年には覚醒剤取締法違反で逮捕された酒井法子。もし、別の相手と結婚していれば……(‘18年)

<芸能リポーター・石川敏男の芸能界”あの出来事のウラ側は……”⑨>

人気脚本家のマンションの前で張り込むこと1時間。玄関に事務所の車で送られてきた超人気アイドル・酒井法子さんが降り立った。

手にはスーパーの袋。ネギが飛び出しているのがわかる。車は酒井さんを下ろしてすぐに立ち去った。

オレたちカメラマン、ディレクター、音声ら4人でマンションに玄関に飛び込んだ。エレベーターに乗りこんだ酒井さんにマイクを出した。

「先生の部屋で今夜は、すき焼きですか? お鍋ですか?」

と、矢継ぎ早に声をかける。エレベーターのドアは、抑えたまま。下を向いたままの酒井さんは、一言も発しない。

「先生とはどんなお付き合い?」「お泊りになることも?」

などと質問したが、やはり下を向いたままだった。他の階でエレベーターを待つ、誰かが、エレベーターのボタンを押していたのだろう。

早くエレベーターを動かせというブザーが音続く。その間5分ほど。彼女は、一言も声を発しなかった。

十分にカメラは回ったという判断し、止めていたエレベーターのドアを放した。何を聞かれても話さないという酒井さんの強い意志と“気の強さ”を感じた。

酒井さんと人気脚本家の関係がうわさされたのは、遡ること20数年前のことだ。人気脚本家は元々、酒井さんの熱烈なファンで、彼女のために『ひとつ屋根の下』(‘93年放送、フジテレビ系)を書き下ろした、と言われている。執筆の段階から彼女をイメージして書いた作品で、酒井さんの出演はこの時から決まっていたようだ。

当然、撮影現場には彼の姿がよくみられるようになり、交際が明らかになっていく。そしてドラマの打ち上げパーティーが行われたころには、二人は“知る人ぞ知る仲”になっていた。

でも、この取材映像は放送されることはなかった。どの局ものどから手がでるほどほしい視聴率を持つ人気脚本家。彼の意には背けないというのがテレビ局の判断だったようだ。オレが局に戻る前には、すでにネタは“ボツ”になっていたからね。酒井さんの所属事務所は設定を変えて取材させてくれたが、脚本家のマンションに菓子折りを持った彼女が訪問。

「先生にはお世話になっています。感謝の気持ちでお伺いしました」

と、饒舌に話す。その前の現実を見ていたオレはシラけたね。

再取材は放送したが、オレのなかでは不愉快さだけが残った。で、後日、二人の交際を見続けたテレビ局は、彼女らの婚前旅行にまで同行し、「いずれ来るであろう」結婚発表、結婚披露宴のスクープ用として取り続けていたのだ。テレビ局幹部は、

「石川ちゃんのお陰で、すごく貴重なVTRが撮れてますよ。わが社が放送する予定の披露宴中継楽しみ。番組に貸すね」

と、大喜びしていたが、4年後には破局してしまう。結局、経費を掛けた映像も流れることはなかった。

子どもを欲しがった酒井さんと結婚に踏み切れない脚本家との心のズレが原因では…と当時は報じられた。酒井さんは、脚本家と破局した翌年(‘98年)の暮れに、プロサーファーと結婚。脚本家も‘12年に23歳年下の一般人と結婚している。

しかし、その酒井さんは、結婚した夫に引きずられるように覚せい剤に手を出し逮捕され、芸能界を謹慎することになり、夫とは当然のように離婚。酒井さんを見るたびに、もしあのとき、脚本家と結婚していたらと思ってしまうのだ……。

  • 石川敏男(芸能レポーター)

    ‘46年生まれ、東京都出身。松竹宣伝部→女性誌記者→芸能レポーターという異色の経歴の持ち主。『ザ・ワイド』『情報ライブ ミヤネ屋』(ともに日本テレビ系)などで活躍後、現在は『めんたいワイド』(福岡放送)、『す・またん』(読売テレビ)、ラジオは福井放送、ラジオ関西、レインボータウンFMにレギュラー出演中

  • PHOTO西 圭介

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