“トム仕草”を極めて、トム・クルーズ男子になる方法 | FRIDAYデジタル

“トム仕草”を極めて、トム・クルーズ男子になる方法

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長年かけて完成させた、全力疾走しても頭と腰の位置がブレない理想的なフォーム。トム走りは一日にしてならず(『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』より)
長年かけて完成させた、全力疾走しても頭と腰の位置がブレない理想的なフォーム。トム走りは一日にしてならず(『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』より)

トム・クルーズが魅せる所作を実生活でも取り入れてみる 

1986年の大ヒット映画『トップガン』の34年ぶりの続編となる『トップガン マーヴェリック』が2020年12月25日に日本公開となり、注目が集まる主演のトム・クルーズ。同作のほか、『ミッション:インポッシブル』シリーズや『宇宙戦争』、『ラストサムライ』など、数々のヒット作を飛ばし、誰もが認めるハリウッドの大スターなのは言うまでもないだろう。 

数々の映画を観て「トムのようにカッコよくなりたい! モテたい!」と思った男性ファンは多いと思うが、彼のようなアクションを真似するのはさすがに無理。だが、トムはスタントを使わずに自身で行う激しいアクションが注目される一方で、自らのセンスと経験を活かした細やかな演技でもカッコいいシーンも連発している。そこで、注目したのが時折見せるちょっとしたカッコいい仕草。これなら真似できそうなので、彼の映画を観るときはどんな仕草をしてくれるのかも楽しみにしている。

そんな、トムが行うカッコいい仕草“トム仕草”の中から、『トップガン マーヴェリック』の公開を待ちきれない筆者が好きなトップ5を紹介。カッコいいトム仕草から、デキる男の身のこなし方を身に着けて、モテる男になるのだ! (※多少、ネタバレあります)

新型コロナ感染予防のため中断されていた『ミッション:インポッシブル』の最新作の撮影が英国で再開された。写真は、6月23日、ロンドンで目撃されたマスク姿のトム(写真:アフロ)
新型コロナ感染予防のため中断されていた『ミッション:インポッシブル』の最新作の撮影が英国で再開された。写真は、6月23日、ロンドンで目撃されたマスク姿のトム(写真:アフロ)

年々完成度が高まる「トム走り」(『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』より)

代表的なトム仕草のひとつで、頻繁に話題になるムーブ。アクション映画だけでなく、シリアスな作品でも観られることの多いトムの全力疾走は、背筋をピンと伸ばして姿勢よく走る様がカッコいいし、走るだけなので我々も真似しやすい。

このトム走りは昔から披露されてきたが、『ザ・ファーム 法律事務所』などを観ると若い頃はまだまだ無駄の多いフォームで、歳を経るごとに走り方が洗練されていることがわかる。なので、ここでは比較的最近の作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』でのトム走りを取り上げた。物語の序盤に展開され、トムが画面左端から右端へ駆け抜けて行くため、フォームのチェックがしやすい。

特に『ミッション~』シリーズではトム走りが多く見ることができ、サイモン・ペッグ扮するベンジーのナビゲートで、中国の雑多な街やオフィス街などをトムが疾走するシーンはシリーズの定番にもなっている。いい大人でも2~3年に1回くらいは全力疾走する機会があると思うので、その際はトム走りで周りに差をつけよう!

なんとか応用したい「トム煽り運転」(『デイズ・オブ・サンダー』より)

煽り運転の取り締まりが厳しくなっている昨今、同じことをしてしまってはダメだが、どこかで応用が利きそうなのが「トム煽り運転」の仕草だ。

これはトムが若手カーレーサーを演じた『デイズ・オブ・サンダー』のクライマックスで見せたトム仕草で、ライバルの車に追い付いたとき、相手のバックミラー越しに「ヨッ!」という感じで行うもの。ただし、この仕草はレース中に相手の車のリアに自車のフロントをぶつけてから行っているので、我々が一般道で真似をするのは立派な道交法違反だ。実践するなら、車に乗らないでできる場面で披露したい。

例えば飲み会などにサプライズ的に現れたり、トイレなどで鏡越しに相手に挨拶するとき、会社でちょっとした雑用をこなして「これ、誰がやってくれたの!?」と聞かれたときなど。車に乗っていなくてもさまざまな場面でフレキシブルに応用できるはずだ。映画では「remember me!(オレだよ!)」と言っているので、実生活でも「オレだよ!」的なセリフとセットで使うとなおいいだろう。次に解説する「トム挨拶」と同様に、手の甲を相手に向けた状態で一度「ヨッ!」とやってから、人差し指で相手を指すとトムみたいでカッコいいぞ。

イケイケのレーサーを演じるトム。この作品でニコール・キッドマンと共演し、後に結婚。この仕草が美人を落とすのに一定の効果があることを証明しています(『デイズ・オブ・サンダー』より)
イケイケのレーサーを演じるトム。この作品でニコール・キッドマンと共演し、後に結婚。この仕草が美人を落とすのに一定の効果があることを証明しています(『デイズ・オブ・サンダー』より)

余裕のある大人ぶりがカッコいい「トム挨拶」(『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』より)

筆者の大好きな『ミッション~』シリーズより、2つ目のトム仕草。本作ではこれか、映画の冒頭で刑務所から脱走する際、ベンジーがジャックした監視カメラに向かって人差し指と中指を立てた手をくるくる回して指示を出す「トム指示」にするか迷ったが、日常的に使えそうなコチラにした。

このトム挨拶は映画の終盤、パーティー会場に潜入したトムを追いかけてやってきたロシアの諜報員に対して、挑発的に行った仕草だ。2階からトムを見つけた捜査官に向けて、額に指を少しだけ曲げた手を当てて、そのまま「やあ」みたいな感じで手の甲を相手に向けて挨拶するシーン。

本来、トムは追われる立場ですぐにでも身を隠さなければいけない場面ではあるのだが、血眼で探している相手に対して余裕たっぷり、しかもパーティー仕様でビシっと正装しているというのが一層カッコいい!(※諜報員にはわざと見つかったことが後にわかります) 「トム煽り運転」の仕草と合わせて、自然に行えるようになりたい。

正装しているトムもカッコいいが、序盤でブルース・スプリングスティーン「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」のTシャツを着ているトムの雰囲気もいいです(『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』より)
正装しているトムもカッコいいが、序盤でブルース・スプリングスティーン「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」のTシャツを着ているトムの雰囲気もいいです(『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』より)

女性とこじれたときはコレ!「トム説得」(『バリー・シール/アメリカをはめた男』より) 

トムが相手をなだめたり、説得したりするとき、特に女性相手にすることが多い仕草が「トム説得」だ。やり方は簡単、相手を落ち着かせるように両手、または片手の手のひらを相手に見せて、軽くうなずきながら、要件や要求をゆっくり伝える。『バリー・シール~』では、急な引っ越しで不満をあらわにする奥さんを説得するときにこのトム説得で応じている。

手の位置は胸より下、お腹のあたりに置くことを意識すると、より美しいトム説得になるので、行う際は意識してみよう。相手の目をしっかり見ることも忘れずに。また『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』で女性警官に行ったトム説得も教科書通りのスタンダードな仕草で行っているので、初心者はこちらの作品でトム説得を学ぶのもおすすめです。

勝手に航空会社を辞めて、さらには急な引っ越しで田舎へ連れてこられて不満爆発の妻を説得するトム。右手には大量の札束が入ったバッグが。結局、この金が大きな説得材料となりますが、それはトム説得があってこそですから(『バリー・シール/アメリカをはめた男』より)
勝手に航空会社を辞めて、さらには急な引っ越しで田舎へ連れてこられて不満爆発の妻を説得するトム。右手には大量の札束が入ったバッグが。結局、この金が大きな説得材料となりますが、それはトム説得があってこそですから(『バリー・シール/アメリカをはめた男』より)

ポイントは指2本「トム集音」(『トップガン』より)

トムがとにかくカッコいい映画『トップガン』の中でも、筆者がもっとも気に入っているトム仕草が「トム集音」だ。これは女性教官のチャーリーといい感じになりつつも、ちょっとしたいさかいを起こした場面で繰り出された仕草。

バイクでその場を去ろうとするトムを追いかけてきて何かを言うチャーリーに対して、トムはバイクのアクセルをブンブンふかしつつ「え? 聞こえない」というジェスチャーをする。そのときに、耳に当てている手に注目してほしい。

我々凡人が集音する際は手のひら全体を使ってしまうのだが、トムは指2本で集音を試みている! なんてクールでスタイリッシュな集音だろうか! このシーンを観て以来、僕もこのトム集音のスタイルを採用している(相手の反応を見て「これ、『トップガン』のときのトム・クルーズね」と解説したりして、トム集音の普及にも努めています)。そのとき心に流れているBGMはもちろん、ケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」だ!

続編の『トップガン マーヴェリック』や残り2作の制作が決定している『ミッション~』シリーズなどビッグタイトルが続くトム。新作ではどんなトム仕草を見せてくれるのか、今から本当に楽しみです。

2本の指で集音を試みるトム。正面からのカットが無いのが残念! 続編でもさらに洗練されたカッコいいトム仕草を繰り出してくれることに期待したいですね(『トップガン』より)
2本の指で集音を試みるトム。正面からのカットが無いのが残念! 続編でもさらに洗練されたカッコいいトム仕草を繰り出してくれることに期待したいですね(『トップガン』より)

早速今日から真似したくなるようなトム仕草、いかがだったろうか。この記事を書くにあたっていろいろな作品を見返したが、トム仕草が出る映画は基本的に明るめな内容が多く、あまりシリアスな作品だと見られない傾向にある気がする。ただ、例えば『7月4日に生まれて』は観るのが切なくて、10代のときに観て以来観返していなかったりと、見逃している作品やシーンがあると思うので、みなさんが見つけた、取り入れているトム仕草もSNSなどで披露してくれると嬉しいです。 

いやあ、やっぱりトム・クルーズはカッコいいですね。

  • 取材・文高橋ダイスケ

    ライター・編集者。ケーブル放送のガイド誌やペイ・パー・ビューチャンネルのガイド誌などで執筆。俳優や監督へのインタビューなども行う。トム・クルーズ大好き。

  • イラスト蘭木流子

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