10代長女も被害…交際女性を絞殺した58歳男の「特殊な欲望」

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送検される渡部容疑者。「礼儀正しい人」と近隣住民の評判は悪くなかった

「殺される! 殺される!」

埼玉県さいたま市に住む住民が、少女の悲鳴を聞いたのは7月2日の昼頃のことだった。住民が話す。

「極度におびえた表情で『助けて! 助けて!』と叫びながら、女の子がウチの窓をバンバン叩いていました。一目見て、その姿の異様さに驚かされた。上半身裸で、両手首を身体の前で縛られていたんです。その場で警察に通報しました。警官が来たのは、5分後ぐらいです。女の子はスグに保護されました」

少女の殺人未遂などで逮捕されたのは、さいたま市在住の職業不詳、渡部晃正容疑者(58)だ。渡部容疑者は7月2日午前中に、交際相手の熊田真奈美さん(46)宅に侵入。熊田さんの長女(10代)の首を締め、殺害しようとした疑いが持たれている。長女が助けを求めた近隣住民が警察に通報。逮捕にいたった。

「事件は、これで終わりません。県警が渡部容疑者の自宅を捜査すると、熊田さんの遺体が見つかったんです。死因は窒息。首には、強く絞められたような痕がありました。県警は熊田さんの殺人容疑でも、渡部容疑者を調べている。渡部容疑者には、過去にも交際した女性の首を絞めトラブルに発展していたことが明らかになっています」(全国紙社会部記者)

スイッチが入ると豹変

熊田さんと渡部容疑者も、交際関係にあったらしい。別の近隣住民が話す。

「昨年12月には、熊田さんの家で男性(渡部容疑者)の姿を見るようになりました。てっきり、3人家族の父親だと思い込んでいましたよ。優しそうな男性です。朝すれ違うと『おはようございます』と挨拶してくれるので、物腰の柔らかい人だなと感じていました」

ただ、この1ヵ月ほどは2人の間にいさかいが絶えなかったようだ。

「時々、ケンカをするような大声が聞こえました。『オマエ!』『この野郎!』と、男性がすごい剣幕で怒鳴って……。女性は『ごめんなさい。ごめんなさい』と、ずっと謝っていました。普段会う男性の穏やかな印象とのギャップに、驚かされました」(前出・住民)

今回の事件を受け、元兵庫県警刑事の飛松五男氏は「特殊な趣味を持つ容疑者の典型」と見立てる。

「おそらく渡部容疑者は、女性が首を絞められ苦しむ表情に快楽を感じていたのでしょう。しかも交際相手とのトラブルで不満が募り、強い快楽を求めるようになったのかもしれません。特殊な趣味を持つ人間の欲求は、一度受け入れるとどんどんエスカレートしていきます。こうした特異な殺害事件に私も何度かたずさわりましたが、犯人は普段丁寧でとても礼儀正しい。一旦スイッチが入ると、言動が豹変するんです。密室で行われることなので、防犯の難しい事件だと感じています」

男の快楽のために、2人の女性が犠牲になったのだろうか。容疑の認否は明らかになっていない。

熊田さんの遺体が見つかった渡部容疑者が住んでいたマンション。熊田さんの首には強く絞められた痕があった
  • 撮影蓮尾真司

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