苦難続きだった小川彩佳アナ 産休後の「ミラクル復帰計画」
テレ朝退社後すぐに『news23』のキャスター就任も苦戦続き……
真っ赤なスカートに真っ赤なペタンコ靴、背中には白いリュック――7月4日未明の深夜1時過ぎ、都内の高級ホテルから姿を現した小川彩佳アナ(35)は、少女のような可愛らしい装いだった。
「来週から出産に備えまして、しばらく番組をお休みすることとなりました」
3日、メインキャスターを務める報道番組『news23』(TBS系)をこう締めくくった小川アナ。放送終了から1時間後、スタッフに囲まれてホテルを後にした彼女は、ハイヤーに乗り込んだ。
ハイヤーが都内の自宅マンションに到着すると、そこではTシャツにハーフパンツ姿の男性が出迎えていた。夫で医師兼経営者の豊田剛一郎氏(36)だ。
彼は身重の小川アナのためにハイヤーからたくさんの荷物を次々と両手に抱えて持ち出す。小川アナも、スタッフから貰った花束やプレゼントの袋を両手に提げ、豊田氏と仲良くマンションの中へと入っていった。
祝福を受けつつ産休に入った小川アナだが、思えばここ数年、彼女のアナウンサー人生は苦労続きだった。
「’18年9月、小川アナは7年間務めた『報道ステーション』(テレビ朝日系)のサブキャスターを突如降板。メインキャスターである富川悠太アナ(43)との確執や、思うように意見が言えない環境が原因だったと言われています。『報ステ』の後任には徳永有美アナ(44)が就任し、小川アナは『AbemaTV』(現・ABEMA)の番組を担当することに。当時は『明らかな左遷だ』と騒がれました」(テレビ局関係者)
しかし、このことが逆に小川アナのハートに火をつけた。’19年4月にテレ朝を退社した彼女は、その2ヵ月後、古巣『報ステ』の裏番組である『news23』のメインキャスターに就任したのだ。
だが、ここでも再び小川アナは辛酸を嘗(な)めることになる。
「小川アナの『news23』デビューの日、期待されていた視聴率は4.3%と振るいませんでした。さらに別の日には、4.0%の視聴率に対して『報ステ』が11.5%と、古巣に惨敗を喫したこともありました。小川アナへの風当たりは強く、彼女自身も思い悩んでいました」(同前)
逆風の中で産休に突入した小川アナ。彼女には復帰に関する“秘策”があるのだという。別のテレビ局関係者がこう語る。
「これまで彼女を支持していたのは男性視聴者や働く若い女性たちでした。復帰後の小川アナが目指しているのは、母親目線を手に入れて、子育てを経験した30代以上の女性視聴者を取り込むことです。もともと勉強熱心な彼女ですから、産休を機に医師兼経営者である夫からも様々な見識を得て、知的な女子アナとしてさらに進化してくれることでしょう」
数々の困難を乗り越え、パワーアップした小川アナの復帰が待たれる。
『FRIDAY』2020年7月24日号より
- 撮影:島颯太